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	<title>犬を迎える | イヌカツ</title>
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	<description>愛犬と楽しく生活するための総合情報サイト</description>
	<lastBuildDate>Tue, 15 Sep 2026 05:55:30 +0000</lastBuildDate>
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	<title>犬を迎える | イヌカツ</title>
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	<item>
		<title>犬を飼う前に絶対にしておきたいこと｜手放す理由の1位から逆算した準備リスト</title>
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		<dc:creator><![CDATA[イヌカツ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 15 Sep 2026 03:06:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[犬を迎える]]></category>
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					<description><![CDATA[犬が手放される理由の1位は、しつけの失敗ではありません。149件の調査から逆算して、法律の手続き、15年ぶんのお金、住まい、家族で決めること、そろえるアイテムを整理しました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>飼いたい犬種は決まっている。お金もある程度は用意した。あとは、どこから迎えるかだけ——。ここまで来た方に、先に読んでほしいことがあります。</p>
<p><strong>日本で1年間に自治体へ引き取られる犬は、17,399頭です。</strong>環境省が公表している令和6年度の統計です。このうち飼い主自身が持ち込んだのは2,215頭にとどまります。残る15,184頭は、誰の犬か分からないまま収容された犬です。迷子と、遺棄と、外で生まれた犬が、この数字の中身になります。</p>
<p>では、飼い主が手放すときの理由は何が多いのか。ここが、この記事を書いた理由です。<strong>調べてみると、1位は「しつけがうまくいかなかったから」ではありませんでした。</strong>いちばん多かったのは、飼い主自身や家族が病気になったことです。</p>
<p>つまり、飼う前にやっておくべきことの順番は、多くの人が思っているものと違います。この記事では、法律で決まっている手続き、15年ぶんのお金、住まいと時間、家族で決めておくこと、迎え先の選び方までを、迎える前に片づけられる形で並べます。<strong>読み終えたときに「まだ早い」と判断してもらってもかまいません。</strong>それも、この記事の役目のひとつです。</p>
<p class="ik-pr">PR・広告を含みます</p>
<p><em>最終更新 2026年9月15日</em></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">犬が手放される理由の1位は、しつけの失敗ではありません</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">149件の相談を分類した結果</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ここから逆算すると、準備の順番が変わります</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ただし、しつけの準備を後回しにしていいという話ではありません</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まず、法律で決まっていることを片づける</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">1｜市区町村への登録（狂犬病予防法）</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">2｜マイクロチップの情報登録</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">3｜生後56日を過ぎているかの確認</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">4｜対面説明18項目と現物確認は、買う側の権利です</a></li></ol></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">お金｜15年でいくらかかり、いつ高くなるか</a><ol><li><a href="#toc11" tabindex="0">生涯にかかる金額の目安は278万円</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">高くなるのは、迎えてから10年目以降です</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">ペット保険に入るなら、迎えた直後が判断どきです</a></li></ol></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">住まい｜「ペット可」の3文字で安心しない</a><ol><li><a href="#toc15" tabindex="0">分譲マンションは、規約の中身まで読む</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">賃貸は、退去のときのお金まで確かめる</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">次の家でも飼えるか、いまのうちに考えておく</a></li></ol></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">時間｜1日と15年で、何が固定されるか</a><ol><li><a href="#toc19" tabindex="0">毎日、動かせなくなるもの</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">最初の3か月は、さらに別枠です</a></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">留守番の時間には限りがあります</a></li></ol></li><li><a href="#toc22" tabindex="0">家族で決めておく5つのこと</a><ol><li><a href="#toc23" tabindex="0">1｜朝の散歩は誰が行くか</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">2｜アレルギーの検査を受けたか</a></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">3｜自分が倒れたとき、誰に預けるか</a></li><li><a href="#toc26" tabindex="0">4｜医療費は、いくらまで出すか</a></li><li><a href="#toc27" tabindex="0">5｜叱るか、叱らないか</a></li></ol></li><li><a href="#toc28" tabindex="0">どこから迎えるか｜3つの入口と、見学で確かめること</a><ol><li><a href="#toc29" tabindex="0">どの入口でも、最初に見るのは標識です</a></li><li><a href="#toc30" tabindex="0">見学の前に、電話で聞いておく5つ</a></li><li><a href="#toc31" tabindex="0">見学当日に、自分の目で見ること</a></li><li><a href="#toc32" tabindex="0">保護犬を迎える場合</a></li></ol></li><li><a href="#toc33" tabindex="0">迎える前にそろえるアイテム｜初日に要る7つと、後でいいもの</a><ol><li><a href="#toc34" tabindex="0">初日までにそろえる7つ</a></li><li><a href="#toc35" tabindex="0">後から買えばいいもの</a></li><li><a href="#toc36" tabindex="0">おもちゃは、大きさだけ先に決めておく</a></li><li><a href="#toc37" tabindex="0">迎え先から引き継ぐもの</a></li><li><a href="#toc38" tabindex="0">買い物より先に、片づけるほうが効きます</a></li><li><a href="#toc39" tabindex="0">迎える前の週末に、片づける6か所</a></li></ol></li><li><a href="#toc40" tabindex="0">やってはいけないこと</a><ol><li><a href="#toc41" tabindex="0">その日のうちに決める</a></li><li><a href="#toc42" tabindex="0">生後56日に満たない子犬を受け取る</a></li><li><a href="#toc43" tabindex="0">生活が変わる直前に迎える</a></li><li><a href="#toc44" tabindex="0">子どもへのサプライズにする</a></li><li><a href="#toc45" tabindex="0">見た目と流行だけで犬種を決める</a></li><li><a href="#toc46" tabindex="0">ネットの画像だけで決める</a></li></ol></li><li><a href="#toc47" tabindex="0">迎える前の準備が終わったら、次は自分の準備です</a></li><li><a href="#toc48" tabindex="0">よくある質問</a><ol><li><a href="#toc49" tabindex="0">Q. 一人暮らし・共働きでも犬は飼えますか？</a></li><li><a href="#toc50" tabindex="0">Q. 子どもが小さいのですが、犬を迎えるのは早いですか？</a></li><li><a href="#toc51" tabindex="0">Q. すでに犬か猫を飼っています。気をつけることは？</a></li><li><a href="#toc52" tabindex="0">Q. 子犬と成犬、どちらを迎えるほうがいいですか？</a></li><li><a href="#toc53" tabindex="0">Q. 途中でどうしても飼えなくなったら、どうすればいいですか？</a></li><li><a href="#toc54" tabindex="0">Q. 犬を飼う前に、しつけの勉強はどこまでしておくべきですか？</a></li></ol></li><li><a href="#toc55" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">犬が手放される理由の1位は、しつけの失敗ではありません</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_01.jpg" alt="窓辺から外を眺める犬と、その後ろでソファに座る人（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>準備の優先順位を決めるには、うまくいかなかった家で何が起きたのかを先に見るのが早道です。ここは数字で始めます。</p>
<h3><span id="toc2">149件の相談を分類した結果</span></h3>
<p>帝京科学大学の研究チームが、関東の動物愛護団体に保護を依頼してきた飼い主149名に、電話で理由を聞き取って分類した調査があります。結果はこうでした。右の列は、論文に載っている依頼者本人の言葉です。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>保護を依頼した理由</th>
<th>割合</th>
<th>依頼者本人の言葉（論文より）</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>飼い主の病気・傷病等</strong></td>
<td>32.21%</td>
<td>「飼い主の介護が必要になり、世話ができなくなった」</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>遺棄拾得</strong></td>
<td>26.85%</td>
<td>「ペット飼育禁止マンションなのに子猫を拾った」</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>転居</strong></td>
<td>10.07%</td>
<td>ペット不可の物件に引っ越した</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>離婚</strong></td>
<td>8.05%</td>
<td>離婚後、双方の新居がペット不可だった</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>苦情</strong></td>
<td>6.04%</td>
<td>近隣から飼育をやめるよう言われた</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>経済的理由</strong></td>
<td>4.70%</td>
<td>生活が苦しくなり、養えなくなった</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>動物の老齢・傷病等</strong></td>
<td>4.70%</td>
<td>「ペットの体調が悪くなり、自分の体力的に面倒を見れない」</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>問題行動</strong></td>
<td>3.36%</td>
<td>鳴き声が大きく、近所から苦情が来た</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p><strong>問題行動は3.36%で、下から2番目です。</strong>そして犬だけを取り出すと、最上位に来るのは飼い主側の健康問題で、続いたのが離婚、その次が転居でした。鳴き声や噛みつきで手放された犬より、飼い主の人生が変わって手放された犬のほうが、はるかに多いということです。</p>
<h3><span id="toc3">ここから逆算すると、準備の順番が変わります</span></h3>
<p>しつけの本を1冊読むより先に、やることがあります。<strong>自分が2週間入院したとき、この犬をどうするかを決めておくこと。</strong>そして、その決めた先に「頼むかもしれません」と話を通しておくことです。</p>
<p>実家、友人、ペットホテル、預かりボランティア。どれでもかまいません。要るのは選択肢そのものではなく、<strong>その日が来る前に一度話しておくこと</strong>です。倒れてから探す人と、前に話してある人とでは、同じ状況でも結末が変わります。</p>
<p>転居と離婚が上位に来ていることにも、同じ読み方ができます。どちらも「犬が原因で起きること」ではありません。人の側の事情です。だからこそ、<strong>いま住んでいる家だけでなく、次に住むかもしれない家でも飼えるかを、迎える前に考えておく</strong>意味があります。この記事の後半で、住まいの確認の仕方を具体的に書きます。</p>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">犬を手放す日は、犬のせいでは来ない</p>
<p>いちばん多いのは、飼い主が倒れたときです。その次が、家族の形が変わったときと、住む場所が変わったとき。<strong>犬のしつけを完璧にしても、この3つは防げません。</strong>防げるのは、そうなったときの受け皿を先に作っておくことだけです。</p>
</div>
<h3><span id="toc4">ただし、しつけの準備を後回しにしていいという話ではありません</span></h3>
<p>誤解のないように書き添えます。問題行動が3.36%だったのは、あくまで「保護団体に手放す理由」としての順位です。苦情（6.04%）の中身も近隣トラブルですから、あわせて見れば1割近くが吠えや鳴き声にかかわっています。</p>
<p>それに、手放すところまで行かなくても、噛む・吠える・トイレを覚えないで消耗している家は山ほどあります。<strong>統計に出てこないだけです。</strong>この記事の終わりのほうで、迎える前にやっておくしつけの準備についても書きます。</p>
<p><!-- ▼ 前半CTA ▼ --></p>
<div class="ik-cta">
<p class="ik-pr">PR</p>
<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-media" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-cta-head">迎えた初日の夜、どう犬に対応するか決まっていますか？</p>
<p class="ik-cta-text">犬を飼う準備が整ったあとに残るのは、犬が来てからの対応です。鳴き始めた犬にいつ近づくか、噛まれた手をどう引くかは、文章だけではなかなか伝わりません。<br />
<strong>人側の動きは、動画で見ると一番理解できます。</strong>子犬を迎えた最初の数週間の場面や、困った時の対応法が、「イヌバーシティ」の動画には入っています。</p>
<p class="ik-act"><a rel="sponsored" class="ik-btn" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<p><!-- ▲ 前半CTA ▲ --></p>
<h2><span id="toc5">まず、法律で決まっていることを片づける</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_02.jpg" alt="市役所の窓口で書類に記入する人の手元（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>犬を飼うと、法律で決まっている手続きが発生します。知らなかったで済まないものが3つあり、うち2つには罰則がついています。順に片づけてください。</p>
<h3><span id="toc6">1｜市区町村への登録（狂犬病予防法）</span></h3>
<p>犬が生後91日を過ぎていれば、<strong>迎えた日から30日のうちに、住んでいる市区町村で登録します。</strong>登録は生涯に1回だけで、手数料は3,000円程度。済むと鑑札が交付されます。</p>
<p>あわせて、<strong>生後91日以上の犬は年1回、狂犬病の予防注射を受けます。</strong>接種後は注射済票の交付を受け、鑑札とともに犬に装着します。どちらも狂犬病予防法で決まっていて、怠った場合は20万円以下の罰金が科されることがあります。</p>
<h3><span id="toc7">2｜マイクロチップの情報登録</span></h3>
<p>ここは、自分がどの立場かで義務の内容が変わります。間違えやすいところなので、表にします。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>あなたの状況</th>
<th>やること</th>
<th>義務か</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>ペットショップ・ブリーダーから迎える</td>
<td>すでにチップは入っている。<strong>自分の情報への変更登録を30日以内に</strong></td>
<td><strong>義務</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>知人や保護団体から譲り受ける（チップ有り）</td>
<td>同じく変更登録を30日以内に</td>
<td><strong>義務</strong></td>
</tr>
<tr>
<td>すでに飼っている犬に入れる</td>
<td>動物病院で装着し、登録する</td>
<td>努力義務</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>販売業者には装着と登録が義務づけられているので、<strong>お店やブリーダーから迎える犬には、原則としてチップが入っています。</strong>そのうえで、譲り受けた側は30日以内に自分の情報へ書き換える必要があります。手数料はオンラインで400円、郵送で1,400円です。</p>
<p>この登録は、迷子になったときに戻ってくる確率を上げるためのものです。冒頭の数字を思い出してください。先ほどの令和6年度の統計で、身元の分からない犬が15,184頭いました。<strong>引き取られた犬の87%です。</strong>このうち飼い主のところへ戻れたのは6,630頭。差の数だけ、誰の犬か分からないまま終わった犬がいます。</p>
<p>なお、市区町村によっては、マイクロチップを狂犬病予防法の鑑札とみなす特例に参加しています。参加している自治体なら手続きが1本化されるので、<strong>登録に行く前に、自分の市区町村が特例に参加しているかを確認してください。</strong></p>
<h3><span id="toc8">3｜生後56日を過ぎているかの確認</span></h3>
<p>これは飼い主の義務ではなく、売る側の規制です。ただ、<strong>買う側が確認する材料として使えます。</strong></p>
<p>動物愛護管理法により、繁殖業者やペットショップは、<strong>生後56日（8週）を経過していない犬を販売することも、販売のために展示することもできません。</strong>令和3年6月1日から施行されています。</p>
<p>なぜ56日なのか。環境省は、その期間を母親やきょうだいと過ごすことで、吠える・咬むの加減を身につけ、母乳で免疫を高めるからだと説明しています。<strong>早く引き離された子犬ほど、あとから問題行動が出やすいことが理由です。</strong></p>
<p>例外がひとつあります。文化財保護法で天然記念物に指定されている日本犬6種（柴犬・秋田犬・紀州犬・甲斐犬・北海道犬・四国犬）だけは、期間が49日に短縮されます。適用されるのは、その犬種を専門に扱う繁殖業者が、業者を介さず直接一般の人へ売る場合に限られます。</p>
<h3><span id="toc9">4｜対面説明18項目と現物確認は、買う側の権利です</span></h3>
<p>もうひとつ、知っておくと迎え先選びが変わる決まりがあります。<strong>動物を販売する側には、事業所で現物を直接見せること、そして18項目の重要事項を書面を使って対面で伝えることが課されています。</strong></p>
<p>説明されるのは、品種、生年月日、性別、繁殖者の情報、遺伝性疾患の有無、ワクチンの接種状況、給餌の方法、想定される寿命などです。<strong>ネットの画像だけを見て、会わずに買うことはできません。</strong>これは業者側の義務なので、守られていない売り方に出会ったら、そこで手を引く判断材料になります。</p>
<div class="ik-reco">
<p class="ik-reco-label">迎えてから30日以内にやること</p>
<ul>
<li><strong>市区町村への登録</strong>（生後91日以上の犬。鑑札を受け取る）</li>
<li><strong>狂犬病予防注射</strong>（年1回。注射済票を受け取る）</li>
<li><strong>マイクロチップの変更登録</strong>（オンライン400円）</li>
<li><strong>鑑札と注射済票を犬に着ける</strong>（首輪に付けるのが一般的）</li>
</ul>
</div>
<h2><span id="toc10">お金｜15年でいくらかかり、いつ高くなるか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_03.jpg" alt="診察台の上で獣医師に体を触られている高齢の犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>犬にかかるお金は、買うときがいちばん高いと思われがちです。実際は逆で、<strong>後半に向かって上がっていきます。</strong>ここを知らずに予算を組むと、いちばんお金が要る時期に手が足りなくなります。</p>
<h3><span id="toc11">生涯にかかる金額の目安は278万円</span></h3>
<p>ペットフード協会が毎年出している全国犬猫飼育実態調査の2025年版では、<strong>犬1頭の生涯必要経費は278万円</strong>、1か月あたりの支出は平均16,198円とされています。フード、医療費、トリミング、保険、用品を合わせた数字です。</p>
<p>これは平均です。大型犬ならフードも薬も増えますし、長毛種ならトリミング代が毎月かかります。<strong>自分が迎えようとしている犬種で計算し直してください。</strong></p>
<h3><span id="toc12">高くなるのは、迎えてから10年目以降です</span></h3>
<p>ここがこの章のいちばん大事なところです。アニコム損保が保険金の請求データを集計したところ、<strong>15歳の犬の年間診療費は、1歳の4.7倍</strong>になっていました。報道された金額では、1歳が5万円台なのに対し、15歳は24万円近くです。</p>
<p>そして、同じアニコムの集計による犬の平均寿命は14.1歳。<strong>つまり、いちばんお金がかかる年齢まで、多くの犬が生きます。</strong>「若いうちに貯めておく」ではなく、「10年後に毎月2万円の医療費が出せるか」で考えるほうが実態に合います。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>時期</th>
<th>主に出ていくお金</th>
<th>目安</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>迎える前</strong></td>
<td>生体価格、ケージ・トイレ・食器などの用品一式</td>
<td>用品で3〜6万円。生体価格は別</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>最初の1年</strong></td>
<td>登録3,000円、混合ワクチン（初年度は2〜3回）、狂犬病注射、健康診断、去勢・避妊</td>
<td>ワクチン類で2〜4万円、手術で2万円前後</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>2〜10年目</strong></td>
<td>フード、予防薬、トリミング、保険、日用品</td>
<td>月16,000円前後</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>11年目以降</strong></td>
<td>上に加えて、慢性疾患の通院と投薬、検査</td>
<td><strong>診療費が1歳時の数倍に</strong></td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">迎える前に決めておく金額はひとつ</p>
<p>「1回の手術に、いくらまで出せるか」です。犬の手術は、数万円で済むものから、30万円を超えるものまであります。<strong>その場になってから家族で相談すると、話が金額ではなく気持ちの問題になります。</strong>先に上限を決めて、そこにペット保険を使うかどうかも決めておいてください。</p>
</div>
<h3><span id="toc13">ペット保険に入るなら、迎えた直後が判断どきです</span></h3>
<p>ペット保険は、<strong>すでにかかっている病気は補償の対象外になるのが一般的です。</strong>年齢が上がると入れる商品も減ります。入る・入らないをどちらに決めるにせよ、健康なうちに考えたほうが選択肢が多い、という性質のものだと知っておいてください。</p>
<p>なお、保険に入る代わりに、毎月同じ額を専用の口座に積む方法を取る人もいます。どちらが得かは犬によって変わるので、ここでは断定しません。<strong>決めておくべきなのは、方法よりも「医療費をどこから出すか」を先に決めておくこと</strong>です。</p>
<h2><span id="toc14">住まい｜「ペット可」の3文字で安心しない</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_04.jpg" alt="フローリングの部屋で管理規約の書類を広げて読む人（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>手放す理由の3位が転居、4位が離婚でした。どちらも住まいが変わる話です。ここは、いま住んでいる家の確認と、次の家の見通しの両方が要ります。</p>
<h3><span id="toc15">分譲マンションは、規約の中身まで読む</span></h3>
<p>国土交通省が平成25年度に行ったマンション総合調査では、<strong>管理組合の47.4%がペットの飼育を禁止しており、全面的に認めているのは2.9%でした。</strong>残る42.5%は、大きさや種類を限定して認めるという回答です。つまり多数派は「一定の条件で認める」で、その条件が規約と使用細則に書いてあります。</p>
<p>この調査は10年以上前のものなので、いま建っているマンションの実感とは少しずれます。<strong>近年に完成した物件ほど、ペット可の割合は高くなっています。</strong>ただ、それは「飼える」という意味であって「無条件で飼える」ではありません。読むべきものは変わらず、規約と使用細則です。</p>
<p>見るのは、飼える種類と頭数、体重や体高の上限、共用部での移動方法（抱く、カートに入れる、エレベーターの使い方）、届け出の要否、そして違反したときの扱いです。<strong>「ペット可」と書いてあっても、10kgまで、1頭まで、という物件は珍しくありません。</strong></p>
<h3><span id="toc16">賃貸は、退去のときのお金まで確かめる</span></h3>
<p>賃貸のペット可物件では、敷金が1〜2か月分上積みされたり、ペット保証金を別に預けたりするのが一般的です。問題は、<strong>それで足りるとは限らないこと</strong>です。</p>
<p>爪による床の傷、柱や建具の噛み跡、においの染みつき。これらは通常の使用による損耗とは扱われにくく、退去時に別途請求されることがあります。契約前に、次の3つを確認してください。</p>
<ul>
<li><strong>敷金の何割が、退去時に戻らない扱いか</strong></li>
<li><strong>ペットによる傷やにおいは、どこまで借主の負担か</strong>（契約書の特約に書いてあることが多い）</li>
<li><strong>飼える種類・頭数・大きさの制限</strong></li>
</ul>
<h3><span id="toc17">次の家でも飼えるか、いまのうちに考えておく</span></h3>
<p>15年のあいだに一度も引っ越さない人は、多数派ではありません。転勤、結婚、出産、親の介護。どれが来ても不思議はない長さです。</p>
<p>ペット可の賃貸は、地域によっては全体の2割前後にとどまります。<strong>「探せばある」ではなく「選べる数がぐっと減る」と考えてください。</strong>とくに大型犬や多頭飼いになると、候補はさらに絞られます。</p>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">実家に頼るつもりなら、先に話しておく</p>
<p>「いざとなったら実家に預ける」と考えている方は多いのですが、そのとき実家の側が何歳になっているかを計算してみてください。<strong>15年後の話です。</strong>頼れる前提で迎えるなら、口約束でいいので、迎える前に一度伝えておいてください。</p>
</div>
<h2><span id="toc18">時間｜1日と15年で、何が固定されるか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_05.jpg" alt="早朝の住宅街をリードをつけた犬と歩く人の足元（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>お金と違って、時間は借りられません。ここは正直に見積もってください。</p>
<h3><span id="toc19">毎日、動かせなくなるもの</span></h3>
<p>犬種と年齢で幅はありますが、<strong>散歩は1日2回、合わせて30分〜1時間半。</strong>これに食事の準備、トイレの片づけ、遊びと歯みがきが加わります。朝の散歩は、出勤前に組み込むことになります。</p>
<p>意外と効くのが、<strong>この時間が雨の日も、体調が悪い日も、飲み会の翌朝もなくならない</strong>ことです。旅行に行くときは預け先を手配し、出張が入れば同じことをします。1日あたりの負担より、「抜けられない」という性質のほうが、生活を変えます。</p>
<h3><span id="toc20">最初の3か月は、さらに別枠です</span></h3>
<p>子犬を迎えると、最初の数か月は睡眠が削られます。夜鳴きで起こされ、トイレの失敗を片づけ、甘噛みの対応をし、数時間おきに食事を与えます。</p>
<p>そして、ここには期限つきの仕事も混ざります。犬には<strong>社会化期</strong>と呼ばれる時期があります。生まれて3週目に始まり、4か月になるころまで続きます。ここで触れたものが、そのあと何を怖がらないかを決めます。8週齢を過ぎてから迎えるとすると、<strong>手元にあるのは残りの8週間ほど</strong>です。</p>
<p>この期間にやることは、家の外の音、いろいろな年代の人、他の犬、車、傘、掃除機、動物病院の待合室などに、怖がらせない範囲で慣らしていくことです。ワクチンが完了する前は抱っこで外に出す方法が使えます。<strong>「落ち着いてから」と待っていると、いちばん吸収する時期が終わります。</strong></p>
<h3><span id="toc21">留守番の時間には限りがあります</span></h3>
<p>共働きでも犬は飼えます。ただし、迎えた直後からいきなり8時間の留守番をさせると、その時間そのものが恐怖の記憶になることがあります。</p>
<p>短い時間から始めて少しずつ延ばす。子犬のうちは、昼にトイレと食事の面倒を見る手を確保する。この2つが要ります。<strong>ペットシッターや家族の協力が使えるかを、迎える前に決めておいてください。</strong>留守番の練習の進め方は<a href="https://inukatsu.net/separation-anxiety/">犬の分離不安の記事</a>で詳しく扱っています。</p>
<h2><span id="toc22">家族で決めておく5つのこと</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_06.jpg" alt="ダイニングテーブルで話し合う家族と、足元で伏せる犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>迎えてから揉めるのは、たいていこの5つです。全部、迎える前なら10分で決まります。</p>
<h3><span id="toc23">1｜朝の散歩は誰が行くか</span></h3>
<p>「みんなで世話する」は、決めていないのと同じです。<strong>曜日で割り当てるか、担当を決めてください。</strong>とくに朝の散歩は、いちばん最初に押しつけ合いになる仕事です。</p>
<p>子どもが「絶対に私が世話する」と言っている場合は、そのまま信じないでください。悪意ではなく、学年が変わると生活が変わるからです。<strong>子どもが行けない日に誰が行くかまで決めて、はじめて分担になります。</strong></p>
<h3><span id="toc24">2｜アレルギーの検査を受けたか</span></h3>
<p>犬アレルギーは血液検査で調べられます。アレルギー科や耳鼻科で受けられ、費用は数千円程度です。<strong>家族全員ぶん受けてください。</strong>迎えてから発覚するのが、いちばん困る形です。</p>
<p>ここで注意してほしいのが、<strong>「アレルギーが出にくい犬種」という言い方</strong>です。犬アレルギーの主な原因は毛そのものではなく、フケや唾液に含まれるタンパク質で、Can f 1と呼ばれるものが代表です。これはすべての犬が持っています。</p>
<p>2012年にアレルギー分野の専門誌に載った研究は、低アレルギーとされる犬種（ラブラドゥードル、プードルなど）と一般的な犬種で、毛に含まれるCan f 1の量を比べています。<strong>結果は、低アレルギー犬種のほうがむしろ高い値でした。</strong>論文は、特定の犬種を低アレルギーと呼ぶ根拠は見当たらないと結論づけています。</p>
<p>抜け毛が少ない犬種は確かにあります。ただ、それは掃除の手間が減るという話で、アレルギーの出方とは別の問題です。<strong>検査を、犬種選びで代用しないでください。</strong></p>
<h3><span id="toc25">3｜自分が倒れたとき、誰に預けるか</span></h3>
<p>最初の章で見た、手放す理由の1位です。<strong>「2週間入院することになったら」を想定して、預け先を1つ決めておいてください。</strong>そして、その相手に一度伝えておく。ここまでやって備えです。</p>
<p>ひとり暮らしで迎える方は、とくに大事です。連絡先を書いたカードを財布に入れておく、犬がいることが分かるステッカーを玄関に貼る。こうした備えをしている飼い主は実際にいます。</p>
<h3><span id="toc26">4｜医療費は、いくらまで出すか</span></h3>
<p>前の章で触れた、手術の上限額です。数字で決めておいてください。<strong>「できるだけのことをする」では、いざというときに家族の意見が割れます。</strong></p>
<h3><span id="toc27">5｜叱るか、叱らないか</span></h3>
<p>最後のひとつが、しつけの方針です。ここが家族でバラバラだと、犬は混乱します。</p>
<p>父親は大きな声で叱り、母親は無視し、子どもは笑って撫でる。<strong>犬から見ると、同じことをしても結果が毎回違う状態です。</strong>これは犬にとって、いちばん学習しにくい環境です。</p>
<p>方針は決めやすいほうを取ってください。米国獣医動物行動学会（AVSAB）は2021年の声明で、<strong>報酬にもとづく方法だけを推奨し、身体的・心理的な罰はいかなる状況でも使うべきでないとしています。</strong>罰のほうが効果的だという証拠はなく、恐怖・不安・攻撃性を増やし、飼い主との関係を悪くする危険があるからです。</p>
<div class="ik-reco">
<p class="ik-reco-label">迎える前に、紙に書いて貼っておくこと</p>
<ul>
<li><strong>朝と夜の散歩、それぞれの担当</strong></li>
<li><strong>ごはんを与える人と、時間</strong></li>
<li><strong>許すことと、許さないこと</strong>（ソファに乗せるか、人の食べ物を与えるか）</li>
<li><strong>叱り方をどうするか</strong>（大声を出さない、体罰はしない）</li>
<li><strong>手術の上限額と、預け先</strong></li>
</ul>
</div>
<p><!-- ▼ 中間CTA ▼ --></p>
<div class="ik-cta">
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<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-media" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-cta-head">家族で同じしつけ方をする。言葉だけでそろえられますか？</p>
<p class="ik-cta-text">「叱らないしつけをする！」と家族全員で決めても、なにをどうするかまでは言葉で伝わりません。父親と母親と子どもで、しつけ方、手の出し方がばらばらになります。<br />
<strong>同じしつけ動画を見た家族は、しつけ方、問題行動への対応法がそろいます。</strong>「イヌバーシティ」の動画は1本が数分なので、夕食のあとに全員で1本ずつ見るといった使い方もできますよ。</p>
<p class="ik-act"><a rel="sponsored" class="ik-btn" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<p><!-- ▲ 中間CTA ▲ --></p>
<h2><span id="toc28">どこから迎えるか｜3つの入口と、見学で確かめること</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_07.jpg" alt="清潔な床の上で母犬と過ごす子犬たち（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>迎え先は大きく3つです。どれが正しいということはありません。<strong>確かめるべきことが違うだけです。</strong></p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>入口</th>
<th>向いている人</th>
<th>いちばん確かめること</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>ブリーダー</strong></td>
<td>犬種を決めていて、親犬や育った環境まで見たい</td>
<td>親犬に会えるか。その場で繁殖しているか</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>ペットショップ</strong></td>
<td>複数の犬種を見比べたい、すぐ迎えたい</td>
<td>繁殖元をたどれるか。展示の期間と環境</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>保護犬（団体・自治体）</strong></td>
<td>成犬でもよい、性格が分かっている犬を迎えたい</td>
<td>譲渡条件に自分が当てはまるか。犬の来歴</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3><span id="toc29">どの入口でも、最初に見るのは標識です</span></h3>
<p>第一種動物取扱業の登録を受けた事業者は、<strong>登録番号・事業所の名称・登録年月日・有効期限・動物取扱責任者の氏名を書いた標識を、見やすい場所に掲示する義務があります。</strong>見学に行ったら、まずこれを探してください。</p>
<p>見当たらない、写真だけで販売しようとする、事業所に来なくていいと言う。<strong>このどれかがあれば、そこで判断がつきます。</strong>前の章で書いたとおり、現物確認と対面説明は業者側の義務だからです。</p>
<h3><span id="toc30">見学の前に、電話で聞いておく5つ</span></h3>
<p>日本動物福祉協会が、良いブリーダーを見分けるための質問リストを公開しています。そこから、電話の段階で聞けるものを挙げます。</p>
<ul>
<li><strong>「その子犬は、そちらで生まれましたか」</strong>。自分のところで繁殖した子犬を迎えるのが基本です</li>
<li><strong>「母犬ときょうだいに、一緒に会えますか」</strong>。会える場所で育っているかどうかが、この一問で分かります</li>
<li><strong>「きょうだいは何頭いますか」</strong>。見学当日にもう一度聞いて、同じ数が返ってくるかを見ます</li>
<li><strong>「両親に遺伝性疾患はありませんか」</strong>。犬種によっては、目、関節、心臓、耳の病気が受け継がれます</li>
<li><strong>「スタッフは何人で、何頭を世話していますか」</strong>。1人あたりの頭数が多すぎないかの目安になります</li>
</ul>
<p>同協会は、きょうだいの数を問い合わせの時点と見学の日の2回たずねて、答えが合うかを見るよう勧めています。<strong>手間のわりに効く一手です。</strong>数が食い違うなら、その子犬が本当にそこで生まれたのかを、あらためて確かめる必要があります。</p>
<h3><span id="toc31">見学当日に、自分の目で見ること</span></h3>
<p>犬そのものより先に、<strong>その子犬が育っている場所を見てください。</strong>人の生活音が聞こえる場所で育った子犬と、静かな犬舎で人に会わずに育った子犬では、家に来てからの慣れ方が変わります。</p>
<p>見るのは、においと床の状態、水が新しいか、子犬が人を見たときの反応です。近づいても逃げない、けれど飛びついても来ない。そのくらいが扱いやすい範囲です。<strong>すみの方で固まったまま動かない子犬は、迎えてからの社会化に時間がかかります。</strong></p>
<h3><span id="toc32">保護犬を迎える場合</span></h3>
<p>保護団体や自治体からの譲渡には、条件がついていることがほとんどです。同居家族の同意、留守番の時間、ペット可の住まいであること、先住犬との相性、年齢制限など。<strong>条件は団体ごとに違うので、気に入った犬が見つかってから確認するのではなく、先に条件を読んでください。</strong></p>
<p>成犬を迎える利点は、体の大きさも性格もすでに分かっていることです。子犬のような「育ててみないと分からない」部分が少なく、<strong>最初の数か月の消耗も軽くなります。</strong>ただし、過去に何があったか分からない犬もいるので、慣れるまでの時間は犬によって大きく違います。</p>
<h2><span id="toc33">迎える前にそろえるアイテム｜初日に要る7つと、後でいいもの</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_09.jpg" alt="部屋の隅に組み立てられたサークルとトイレトレー（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>買い物はきりがありません。ここでは<strong>「初日に無いと困るもの」だけ</strong>に絞り、それぞれの選ぶ基準を書きます。後から買い足せるものは、後から買ってください。</p>
<h3><span id="toc34">初日までにそろえる7つ</span></h3>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>もの</th>
<th>選ぶ基準</th>
<th>よくある失敗</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>サークル／ケージ</strong></td>
<td>寝そべった体がはみ出さず、その場で一回りできれば足ります。<strong>成犬の体格で買って、仕切り板で狭めて使う</strong></td>
<td>広すぎると片側を寝床、片側をトイレにする。トイレを覚えるのが遅くなる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>クレート</strong></td>
<td>背中を丸めずに入れて、中で反対を向ける奥行き。通院と災害時にそのまま使う</td>
<td>初日から用意せず、通院当日に慌てて買う</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>トイレトレー＋シーツ</strong></td>
<td>体長の2倍以上。<strong>子犬は排泄の前に一回りする</strong>ので、回れる余裕がいる。踏んでもずれない重さ</td>
<td>小さいトレーを買い、お尻がはみ出す</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>食器2つ</strong></td>
<td>倒れない重さの陶器かステンレス。<strong>フード側は縁が低く、水側は深さのあるもの</strong>を（ロイヤルカナンの解説より）。成長で買い替わるので高価な物は不要</td>
<td>軽いプラスチックで、食べながら押して移動する</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>フード</strong></td>
<td><strong>迎え先で食べていたものと同じ銘柄を、小袋で。</strong>切り替えるのは落ち着いてから</td>
<td>良いフードに替えた初日に下痢をする</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>首輪とリード</strong></td>
<td>ナイロンや布の軽いもの。首に指2本が入る緩さ。<strong>数か月で買い替わるので、最初は安い物で十分</strong></td>
<td>革の高価な物を先に買い、3か月で使えなくなる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>酵素系のクリーナー</strong></td>
<td>尿を分解する成分が入ったペット用。無香料か微香</td>
<td>アンモニアを含む洗剤を使い、犬には尿のにおいとして残る</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>フードについて、ひとつ補足します。<strong>迎えた初日に良いフードへ替えるのは、いちばん避けたい形です。</strong>住む場所も、寝る場所も、まわりの人も変わった日に、食事まで変わることになります。おなかを壊す犬が多いのはこのタイミングです。銘柄を見直すなら、落ち着いてから1〜2週間かけて少しずつ混ぜていきます。選び方は<a href="https://inukatsu.net/recommended-dog-food/">ドッグフードの記事</a>にまとめました。</p>
<p>迷いやすいのがサークルの大きさです。<strong>広ければいいというものではありません。</strong>寝る場所と排泄する場所を分けられるだけの広さがあると、犬は端をトイレにします。米国のケネルクラブも、大きすぎるクレートはトイレトレーニングを後戻りさせると書いています。仕切り板のついた製品を選んで、体が大きくなった分だけ板の位置を下げていくのが実際的です。目安は<strong>「そこで一回りして、寝そべれる」</strong>まで。それ以上は要りません。</p>
<h3><span id="toc35">後から買えばいいもの</span></h3>
<p>初日に無くても困らないものです。犬の体格と好みが分かってから買うほうが、無駄になりません。</p>
<ul>
<li><strong>服</strong>。真冬や真夏に迎えるのでなければ、急ぎません</li>
<li><strong>ベッド</strong>。最初の数か月は噛んで壊す犬がいます。<strong>タオルを畳んだもので足ります</strong></li>
<li><strong>おやつ</strong>。しつけに使うぶんは、その日のフードから取り分けられます</li>
<li><strong>ブラシ</strong>。毛の長さに合った物を選ぶので、実物を見てから</li>
<li><strong>爪切り・歯ブラシ</strong>。慣らす練習は早いほうがいいですが、初日ではありません</li>
</ul>
<h3><span id="toc36">おもちゃは、大きさだけ先に決めておく</span></h3>
<p>おもちゃは初日に1つあると助かります。ただし選ぶ基準がひとつだけあって、それが<strong>大きさ</strong>です。</p>
<p>ロイヤルカナンの解説は、<strong>口の幅の2倍を超える大きさ</strong>のものを選び、綿の詰まったぬいぐるみは避けるよう勧めています。丸ごと飲み込めない大きさで、噛みちぎっても破片が出にくいもの。この2つを満たすなら、ゴム製で中に食べ物を詰められる型が扱いやすいです。</p>
<h3><span id="toc37">迎え先から引き継ぐもの</span></h3>
<p>買うものではありませんが、<strong>頼めば持ち帰れるもの</strong>があります。見学のときに聞いておいてください。</p>
<ul>
<li><strong>いま食べているフードを数日分</strong>。銘柄が分かっても、同じ物がすぐ手に入るとは限りません</li>
<li><strong>母犬やきょうだいのにおいがついた布やタオル</strong>。初日の夜に寝床へ入れます</li>
<li><strong>ワクチンの接種証明書</strong>。次の接種の時期が変わります</li>
<li><strong>血統書とマイクロチップの番号</strong>。30日以内の変更登録に要ります</li>
</ul>
<h3><span id="toc38">買い物より先に、片づけるほうが効きます</span></h3>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_10.jpg" alt="床に置かれた電源コードと靴下（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここがこの章でいちばん大事なところです。<strong>用意するより、なくすほうが効きます。</strong></p>
<p>アニコム損保が、保険に加入している犬299,653頭のデータを分析した報告があります。誤飲で保険金の請求があったのは全体の2.2%でしたが、<strong>0歳だけを取り出すと5.7%に跳ね上がります。</strong>1歳で3.4%、2歳で2.4%と下がり、3歳以降は2.0%以下で落ち着きます。<strong>最初の1年が突出しています。</strong></p>
<p>そして、手術に至った請求理由を多い順に並べると、<strong>異物の誤飲は歯周病の次に来ます。</strong>この傾向は近年さらに強まっていて、同社の2024年の集計では、<strong>0歳の請求割合が約13%</strong>まで上がっています。</p>
<p>何を飲み込むかも、調査されています。同じ報告の中で、獣医師172名に「死亡した症例を経験した物」を聞いたところ、報告が多かったのは<strong>ひも類</strong>で27人。次が<strong>人の医薬品</strong>の16人、3番目が<strong>靴下やタオルなどの布もの</strong>で13人でした。</p>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">危ないのは、犬用品ではなく生活用品です</p>
<p>ひも、靴下、タオル、薬。<strong>どれも「犬のために買った物」ではありません。</strong>床に落ちている物、テーブルに置きっぱなしの物です。だから買い物では防げません。迎える前の週末に、床から30cmの高さを見て回ってください。</p>
</div>
<h3><span id="toc39">迎える前の週末に、片づける6か所</span></h3>
<ul>
<li><strong>電源コードと充電ケーブル</strong>。噛むと感電と火災に直結します。カバーに通して束ね、壁際に寄せておく</li>
<li><strong>人の薬</strong>。テーブルや床に置かない。バッグの中も同じです</li>
<li><strong>ひも状のもの</strong>。靴ひも、ビニールひも、イヤホン、髪ゴム。<strong>死亡例の報告がいちばん多かった系統です</strong></li>
<li><strong>靴下とタオル</strong>。洗濯かごは蓋つきに替えるか、扉のある場所へ</li>
<li><strong>ゴミ箱</strong>。蓋つきにするか、犬が入れない部屋に置く。竹串や鶏の骨が入ります</li>
<li><strong>観葉植物</strong>。同じ報告では、死亡例のあった中毒物として観賞用のユリが12件で最多でした。<strong>チョコレートやネギ類を危険だと知っている飼い主は9割を超えるのに、ユリを知っている人は29%にとどまります</strong></li>
</ul>
<p>床に物がない状態を作れないなら、部屋を区切るほうが早い。<strong>犬が入れる部屋を1つに決めて、そこだけを片づける。</strong>突っ張り式のペットゲートを1枚入れるだけで、片づける範囲が半分になります。</p>
<p>なお、口に入れたかもしれないと思ったら、<strong>自分の判断で吐かせようとせず、まず動物病院に電話をしてください。</strong>早く吐かせたほうがいい物もあれば、吐かせるほうが危ない物もあり、その場で見分けるのは難しいからです。何を、いつ、どのくらい飲み込んだかを伝えられると、そのあとの判断が早くなります。</p>
<h2><span id="toc40">やってはいけないこと</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/before-getting-a-dog_08.jpg" alt="ペットショップのガラス越しに子犬を見る人（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>迎える前にやってしまうと、あとで効いてくるものだけを挙げます。どれも、その場では悪い判断に見えません。</p>
<h3><span id="toc41">その日のうちに決める</span></h3>
<p>店で見て、かわいくて、連れて帰る。いちばん多い失敗の形です。<strong>「今日決めないと、この子はいなくなります」と言われても、それは決める理由になりません。</strong></p>
<p>一度帰って、この記事にある確認を済ませてから、もう一度会いに行ってください。<strong>一晩おいて気持ちが変わらなければ、それが本当に迎えたい犬です。</strong>本当に良い迎え先なら、その時間を待ってくれます。</p>
<h3><span id="toc42">生後56日に満たない子犬を受け取る</span></h3>
<p>「早くから育てたほうが懐く」という言い方をされることがありますが、逆です。<strong>母親ときょうだいと過ごす期間が短い犬ほど、噛む力の加減や、犬同士のやりとりを学び損ねます。</strong></p>
<p>そもそも、56日を過ぎていない犬の販売は法律で禁じられています。<strong>勧めてくる相手がいたら、その相手を選ばない理由になります。</strong></p>
<h3><span id="toc43">生活が変わる直前に迎える</span></h3>
<p>引っ越しの1か月前、出産の直前、受験の年、転職して間もない時期。<strong>どれも、犬にいちばん手をかけるべき最初の3か月と重なると苦しくなります。</strong></p>
<p>手放す理由の上位に転居と離婚が並んでいたのは、第1章で見たとおりです。生活が動いている最中は、動き終わってからにしてください。犬は逃げません。</p>
<h3><span id="toc44">子どもへのサプライズにする</span></h3>
<p>誕生日やクリスマスに、内緒で連れて帰る。気持ちは分かりますが、これは<strong>家族の合意を飛ばす</strong>やり方です。世話の分担も、アレルギー検査も、医療費の上限も、決めないまま始まります。</p>
<p>迎えるなら、子どもも一緒に見学に行ってください。<strong>選ぶ過程に入っているほうが、世話の当事者になります。</strong></p>
<h3><span id="toc45">見た目と流行だけで犬種を決める</span></h3>
<p>犬種によって、毎日必要な運動量も、手入れの手間も、かかりやすい病気も違います。<strong>写真で見て決めた犬種が、自分の生活と合わないことがあります。</strong></p>
<p>見ておくのは3つです。<strong>1日に必要な運動量</strong>（牧羊犬や猟犬の系統は、散歩だけでは足りないことがあります）。<strong>被毛の手入れ</strong>（毎月のトリミングが要る犬種か、毎日のブラッシングで済むか）。<strong>その犬種に多い病気</strong>（関節、目、心臓、呼吸）。</p>
<p>とくに、鼻の短い犬種（フレンチ・ブルドッグ、パグ、シー・ズーなど）は、呼吸や暑さに弱い傾向があります。<strong>夏の散歩の時間帯や、飛行機での移動に制限が出ることがある</strong>ので、迎える前に知っておいてください。</p>
<h3><span id="toc46">ネットの画像だけで決める</span></h3>
<p>前に書いたとおり、事業所で現物を見せ、対面で説明することは業者の義務です。<strong>会わずに送ってもらう買い方は、制度の外側にあります。</strong>写真と実物が違っても、あとから言えることは多くありません。</p>
<h2><span id="toc47">迎える前の準備が終わったら、次は自分の準備です</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/athome.jpg" alt="夕方のリビングでくつろぐ犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここまでの準備は、全部「環境」の話でした。手続き、お金、住まい、時間、家族の合意、迎え先。<strong>そろえれば、犬を迎えられる状態にはなります。</strong></p>
<p>ただ、迎えた翌日から始まるのは別の種類の仕事です。夜中に鳴く。手を噛む。トイレを外す。抱っこを嫌がる。<strong>そのとき、どう反応するかを決めているのは飼い主の側です。</strong>そして、決める時間はほとんどありません。</p>
<p>とくに効いてくるのが、社会化期の残り時間です。8週齢で迎えたとして、手元にあるのは8週間ほど。<strong>この間に何を見せ、何に慣らすかで、その後15年の反応が変わります。</strong>本を読んで理解してから始めよう、では間に合いません。</p>
<p>迎える前にできる手当ては、大きく3方向に分かれます。</p>
<ul>
<li><strong>子犬向けの教室を、迎える前に見学しておく</strong>。ワクチンの都合で通えるのは少し先になりますが、予約や条件を先に聞いておけば、迎えた週から動けます。<a href="https://inukatsu.net/school-list/">全国のしつけ教室</a>を地域から探せます。どの教室を選ぶかで迷ったら<a href="https://inukatsu.net/school-choose-point/">しつけ教室の選び方</a>を見てください</li>
<li><strong>飼い主が学べる教材を、先に見ておく</strong>。迎える前の時間は、あとから取り戻せない準備の時間です。下に書きます</li>
<li><strong>動物病院を、迎える前に決めておく</strong>。ワクチンの予定を聞きに一度行ってみてください。見るのは、夜間と休診日にどこへ回されるか、そして問題行動の相談を受けてもらえるか。この2つは、あとから変えるのが面倒な条件です</li>
</ul>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">初日の夜に調べはじめると、間に合いません</p>
<p>子犬が来た日の夜、鳴きやまない犬の横でスマホを開いて検索する。<strong>この時間帯に読んだ情報は、たいてい実行できません。</strong>眠くて、焦っていて、犬は鳴いている。決めておくべきことは、静かな部屋で犬がいないうちに決めておくほうが、はるかに楽です。</p>
</div>
<p>この記事で紹介する「イヌバーシティ」は、犬に技を仕込む手順書ではありません。飼い主の側がどう動くかを、映像で見せるつくりの教材です。オンラインで、収録は全1,260分。子犬を迎えた最初の数週間に何をするか、噛まれたとき手をどう引くか、鳴いているときにいつ動くかまで映像で追えます。<strong>迎える犬の年齢で見る場所が変わるつくりになっていて、子犬の章と成犬の章が別になっています。</strong>罰を与えて止めさせる手法は出てきません。視聴はスマホで、申込の直後から。期限つきの配信ではないので、迎えたあとに見返すこともできます。価格は43,780円（税込）です。パピー教室のグループレッスンは1回3,000〜7,000円が相場で、週1回・全4回を1クールとするところが多い。2クール通うとちょうど同じくらいの金額になります。</p>
<div class="ik-adbox">
<p>ここは正直に書きます。イヌバーシティは、<strong>映像を見て、自分の家で自分の手で愛犬にしつけをする前提の教材です。</strong>「初日から横について指示してほしい」なら、出張トレーナーを頼むほうがいいです。合うのは、迎える前の数週間で先にしつけ方を予習しておきたい方、家族全員で同じ映像を見てしつけ方をそろえたい方です。</p>
<p>夜鳴き、甘噛み、トイレの失敗。迎える前にいろいろ調べても、結局<strong>「で、その瞬間どうすればいいの？」</strong>となるものです。噛まれた手をどの速さで引くか、鳴いている愛犬にいつ近づくか。文章ではどうやっても伝えきれない部分です。<strong>イヌバーシティの公式ページには、実際の教材から抜き出した動画が置いてあります。</strong>子犬の場面をひとつ見て、迎える前の準備の参考にしてみるのもいいと思います。</p>
<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-banner" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-act" style="margin-top:20px"><a rel="sponsored" class="ik-btn ik-btn-lg" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<h2><span id="toc48">よくある質問</span></h2>
<h3><span id="toc49">Q. 一人暮らし・共働きでも犬は飼えますか？</span></h3>
<p>飼えます。ただし、留守番の時間をどう埋めるかを先に決めてください。<strong>子犬のうちは数時間おきに食事とトイレの世話が要るので、昼の手を用意できるかが分かれ目です。</strong>ペットシッター、近くの家族、在宅勤務の曜日を増やす。どれかが使えるなら現実的です。</p>
<p>成犬を迎えるという選択肢もあります。保護犬の譲渡では、留守番の時間が条件に入っていることが多いので、団体に自分の勤務時間を伝えて相談してみてください。</p>
<h3><span id="toc50">Q. 子どもが小さいのですが、犬を迎えるのは早いですか？</span></h3>
<p>年齢そのものより、<strong>子どもと犬を2人きりにしない体制が取れるか</strong>で考えてください。犬が寝ている場所に子どもが入らないようにする、食事中は分ける、といった線引きが要ります。</p>
<p>それができるなら、小さい子どもがいる家で犬を迎えること自体に問題はありません。むしろ、子どもがいる環境に慣れた子犬を選べると、その後が楽になります。見学のときに、<strong>「小さい子どもと会ったことはありますか」と聞いてみてください。</strong></p>
<h3><span id="toc51">Q. すでに犬か猫を飼っています。気をつけることは？</span></h3>
<p><strong>初日に会わせないでください。</strong>アニコム損保の解説は、感染症を避けるために最初の1週間ほどは接触を控え、サークルを分けたまま過ごさせるよう勧めています。距離を詰めるのはそのあとです。順番は3段階に分けられます。別室でにおいと気配だけ感じさせる、サークル越しに姿を見せる、リードをつけて短時間だけ同じ部屋に置く。<strong>同じ空間で過ごす時間は10分から始め、20分、30分と延ばしていきます。</strong></p>
<p>迎える前にできる準備もあります。<strong>先住犬のにおいがついた布を迎え先へ持って行き、代わりに新入りのにおいがついた布を持ち帰る。</strong>顔を合わせる前に、においだけ先に交換しておく方法で、ロイヤルカナンとアニコムの解説がどちらも勧めています。</p>
<p>そして、<strong>食器・ベッド・おもちゃは新しく買い足してください。</strong>先住犬の物をそのまま使わせると、取り合いの原因を最初に作ることになります。守る行動が出たときの対応は<a href="https://inukatsu.net/resource-guarding/">犬が物やフードを守る記事</a>に書いています。</p>
<h3><span id="toc52">Q. 子犬と成犬、どちらを迎えるほうがいいですか？</span></h3>
<p>手をかけられる時間で決めてください。<strong>子犬は最初の3か月がとにかく大変です。</strong>夜鳴き、トイレ、甘噛み、社会化。そのぶん、家のルールを最初から教えられます。</p>
<p>成犬は、体格も性格も分かった状態で迎えられます。すでにトイレを覚えている犬も多く、最初の消耗が軽い。<strong>初めて犬を飼う方に成犬を勧める保護団体もあります。</strong>迎えてすぐは緊張していることが多いので、数週間はそっとしておくつもりで。</p>
<h3><span id="toc53">Q. 途中でどうしても飼えなくなったら、どうすればいいですか？</span></h3>
<p>まず、自治体は引き取りを断ることができます。<strong>動物愛護管理法は終生飼養を原則としていて、それに反する理由での引き取りは拒否できると定めています。</strong>「連れて行けば何とかなる」ではありません。</p>
<p>先にやることは、かかりつけの動物病院と、地域の保護団体への相談です。一時的な預かりで解決する話なのか、新しい飼い主を探す話なのかで、動き方が変わります。<strong>限界まで待たず、見通しが立たなくなった時点で相談してください。</strong></p>
<h3><span id="toc54">Q. 犬を飼う前に、しつけの勉強はどこまでしておくべきですか？</span></h3>
<p>全部を覚える必要はありません。<strong>最初の1か月に起きることだけ、先に知っておけば足ります。</strong>具体的には、トイレの教え方、甘噛みへの対応、夜鳴きの扱い、そして社会化で何を見せるかの4つです。</p>
<p>それぞれ、<a href="https://inukatsu.net/puppy-toilet-training/">子犬のトイレトレーニング</a>、<a href="https://inukatsu.net/puppy-biting/">子犬の甘噛み</a>、<a href="https://inukatsu.net/puppy-night-crying/">子犬の夜鳴き</a>に手順を書いています。迎える前に一度読んでおくと、初日の夜が変わります。</p>
<p><strong>動画でしつけ方を覚えたいなら「<a rel="sponsored" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティ</a>」がおすすめです。</strong>手をどこへどの速さで動かすか、どんな声で言うか。このあたりは、読んで覚えるより実際の場面を目で追うほうが、飲み込みが早い部分です。</p>
<h2><span id="toc55">まとめ</span></h2>
<p>犬を飼う前にしておきたいことを、6つに絞ります。</p>
<ul>
<li><strong>自分が倒れたときの預け先を決めて、相手に伝えておく</strong>。手放す理由の1位は飼い主の病気で、しつけの失敗は3.36%でした</li>
<li><strong>30日以内の手続きを3つ覚えておく</strong>。市区町村への登録、狂犬病の予防注射、マイクロチップの変更登録。前の2つには罰則があります</li>
<li><strong>お金は11年目から上がる</strong>。生涯の目安は278万円。15歳の年間診療費は1歳の4.7倍です。手術の上限額を先に決めてください</li>
<li><strong>「ペット可」の中身を読む</strong>。分譲では管理組合の47.4%が飼育を禁止しています。賃貸なら、退去時にどこまで負担するかまで確認を</li>
<li><strong>家族で5つ決めてから迎える</strong>。朝の散歩の担当、アレルギー検査、預け先、医療費の上限、叱るか叱らないか</li>
<li><strong>迎え先では、標識と親犬と生後56日を見る</strong>。現物確認と対面説明は業者の義務です。その日のうちに決めないこと</li>
</ul>
<p>ここまで読んで「まだ整っていない」と感じたなら、それは正しい判断です。<strong>整うまで待った人のほうが、犬にとっても良い飼い主になります。</strong>逆に、全部そろっているなら、あとは迎えた初日から何をするかを決めるだけです。</p>
<p class="ik-act"><a class="ik-btn ik-btn-lg" href="https://inukatsu.net/school-list/">お住まいの地域のしつけ教室を探す</a></p>
<p class="ik-fineprint">※ 本文で紹介した金額・割合・日数は、公表されている調査や法令にもとづく一般的な目安です。すべての家庭に同じ経過をお約束するものではありません。</p>
<p class="ik-fineprint">※ 手続きの詳細や費用は市区町村によって異なります。実際に手続きをする前に、お住まいの自治体のページで最新の内容をご確認ください。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>犬を迎えてから絶対にやっておくべきこと｜最初の3日・3週間・3か月でやること</title>
		<link>https://inukatsu.net/after-getting-a-dog/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[イヌカツ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 14 Sep 2026 05:52:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[犬を迎える]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://inukatsu.net/?p=15274</guid>

					<description><![CDATA[迎えた1日目がストレスのピークで、落ち着くまで1週間。90日目には問題行動の点数が上がります。それでも半年後には全員が「馴染んだ」と答えている。査読論文2本をもとに時系列で並べました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>家に着いた日の犬は、たいてい静かです。隅でじっとしている、名前を呼んでも来ない、ごはんを残す。あるいは逆に、家じゅうを走り回って止まらない。<strong>どちらも、その犬の本当の姿ではありません。</strong></p>
<p>オランダの大学が、シェルターから家庭に迎えられた犬31頭の尿を調べた研究があります。ストレスの指標になるホルモンの濃度は、<strong>新しい家に来た1日目がいちばん高く、7日目、12日目、6週間後と、時間をかけて下がっていきました。</strong>犬の体は、家に着いてから1週間かけて、ようやく落ち着き始めるということです。</p>
<p>そして、もうひとつ知っておいてほしい研究があります。アメリカで99頭を半年間追いかけた調査では、<strong>迎えて7日目より、90日目のほうが問題行動の点数が上がっていました。</strong>時間が経つほど、扱いにくくなったように見える。これは失敗ではなく、犬が本来の自分を出せるようになった結果です。</p>
<p>この記事では、この2つの研究を軸に、<strong>最初の3日・3週間・3か月で何をするか</strong>を時系列で並べます。手続き、動物病院、ワクチン、生活のリズム、社会化。そして、3か月目に問題が出たときの受け止め方まで書きます。</p>
<p class="ik-pr">PR・広告を含みます</p>
<p><em>最終更新 2026年9月15日</em></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">最初の3か月、犬の中では何が起きているか</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">体が落ち着くまでに1週間かかる</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">3か月目に、問題行動の点数が上がる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">時期ごとに、やることが変わります</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">最初の3日｜かまわないことが、いちばんの仕事です</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">家に着いてから寝るまで｜初日の流れ</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">初日にやっておくと、あとで効く記録</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">初日にやらないこと</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">初日にやること</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">食べない・下痢をしたときの線引き</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">1週間以内に終わらせる手続き</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">動物病院の初診｜いつ行き、何を持ち、何を聞くか</a><ol><li><a href="#toc13" tabindex="0">行くタイミング</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">持って行くもの</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">初診で聞いておく5つ</a></li></ol></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">ワクチンの「終わり方」を、最初に確かめる</a><ol><li><a href="#toc17" tabindex="0">なぜ複数回打つのか</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">最終接種が16週齢以降かどうかを見る</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">ワクチンが終わる前に、社会化期が終わります</a></li></ol></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">最初の3週間｜リズムを先に作る</a><ol><li><a href="#toc21" tabindex="0">固定するのは時間、変えるのは場所ではない</a></li><li><a href="#toc22" tabindex="0">この時期に始めておく4つ</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">体を触る練習は、この時期にしかできません</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">フードを替えるなら、落ち着いてから</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">社会化期の残りで、何を見せるか</a><ol><li><a href="#toc26" tabindex="0">地面を歩かせずに、外を見せる</a></li><li><a href="#toc27" tabindex="0">見せておきたいものの一覧</a></li><li><a href="#toc28" tabindex="0">パピークラスに通えるか、聞いてみる</a></li></ol></li><li><a href="#toc29" tabindex="0">成犬・保護犬を迎えた場合、どこが違うか</a><ol><li><a href="#toc30" tabindex="0">1｜「素が出る」までの幅が大きい</a></li><li><a href="#toc31" tabindex="0">2｜怖いものが、あらかじめ決まっている</a></li><li><a href="#toc32" tabindex="0">3｜社会化期はもう終わっている</a></li><li><a href="#toc33" tabindex="0">4｜体の状態を先に確かめる</a></li></ol></li><li><a href="#toc34" tabindex="0">3か月目に問題が出るのは、失敗ではありません</a><ol><li><a href="#toc35" tabindex="0">この時期にやってはいけないこと</a></li><li><a href="#toc36" tabindex="0">この時期にやること</a></li></ol></li><li><a href="#toc37" tabindex="0">最初の3か月でやってはいけないこと</a><ol><li><a href="#toc38" tabindex="0">ワクチンが終わるまで、家から一歩も出さない</a></li><li><a href="#toc39" tabindex="0">初日から留守番をさせる</a></li><li><a href="#toc40" tabindex="0">叱り方を家族で揃えないまま進む</a></li><li><a href="#toc41" tabindex="0">体調不良を「環境に慣れていないだけ」で片づける</a></li><li><a href="#toc42" tabindex="0">3か月目の変化を、しつけの失敗と考える</a></li></ol></li><li><a href="#toc43" tabindex="0">3か月やってきて、それでも手に負えないと感じたら</a></li><li><a href="#toc44" tabindex="0">よくある質問</a><ol><li><a href="#toc45" tabindex="0">Q. 保護犬や成犬を迎えました。同じ進め方でいいですか？</a></li><li><a href="#toc46" tabindex="0">Q. 抱っこ散歩から、地面を歩かせるのはいつからですか？</a></li><li><a href="#toc47" tabindex="0">Q. 迎えて1か月ですが、まだ自分から近づいてきません</a></li><li><a href="#toc48" tabindex="0">Q. 共働きで日中は留守です。何時間までなら大丈夫ですか？</a></li><li><a href="#toc49" tabindex="0">Q. 名前を呼んでも来ません</a></li><li><a href="#toc50" tabindex="0">Q. 3か月経ってもトイレを覚えません</a></li></ol></li><li><a href="#toc51" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">最初の3か月、犬の中では何が起きているか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_01.jpg" alt="部屋の隅でこちらをうかがう子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>先に、犬の側で何が起きているかを見てください。<strong>ここが分かっていると、最初の1か月の「変な行動」に振り回されずに済みます。</strong></p>
<h3><span id="toc2">体が落ち着くまでに1週間かかる</span></h3>
<p>ユトレヒト大学の研究チームが、シェルターから家庭へ迎えられた犬31頭を追いかけました。測ったのは、尿に出るストレスホルモンの濃度と、夜のあいだの活動量です。</p>
<p>結果は2つに分かれます。ひとつは、<strong>シェルターにいたときより、家に来てからのほうが数値が低かった</strong>こと。環境が変わったことそのものは、犬にとって良い変化でした。</p>
<p>もうひとつが大事です。<strong>家に来てからの数値だけを比べると、いちばん高いのは1日目でした。</strong>そこから7日目、12日目、6週間後と、段階的に下がっていきます。夜の活動量も、1晩目から2晩目にかけて大きく落ちました。</p>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">初日の「おとなしい」は、落ち着いているのとは違います</p>
<p>体の中ではストレスホルモンがいちばん高い状態です。動かないのは安心しているからではなく、<strong>情報が多すぎて固まっている</strong>ことがあります。この時期に「意外と手がかからない子だ」と判断すると、あとで話が変わります。</p>
</div>
<h3><span id="toc3">3か月目に、問題行動の点数が上がる</span></h3>
<p>もう1本、アメリカの研究があります。オハイオ州の5つのシェルターから譲渡された犬99頭について、飼い主に<strong>7日後・30日後・90日後・180日後</strong>の4回、行動を評価してもらったものです。使ったのはC-BARQという、犬の行動を項目ごとに点数化する標準的な質問票です。</p>
<p>7日目を基準にすると、こうなりました。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>7日目と比べて</th>
<th>意味するところ</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>見知らぬ人への攻撃性</strong></td>
<td>30日・90日・180日のすべてで増加</td>
<td>来客や散歩中の人に反応するようになる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>興奮のしやすさ</strong></td>
<td>90日・180日で増加</td>
<td>遊びや帰宅で、抑えがきかなくなる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>触られることへの過敏さ</strong></td>
<td>90日・180日で増加</td>
<td>足やお尻を触ると嫌がるようになる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>追いかける行動</strong></td>
<td>30日・90日・180日のすべてで増加</td>
<td>自転車、猫、走る子どもに反応する</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>教えにくさ</strong></td>
<td>30日・90日・180日のすべてで増加</td>
<td>指示が通りにくくなる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>留守番中の不安</strong></td>
<td>180日で<strong>減少</strong></td>
<td>ひとりで過ごすことには慣れていく</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>人にくっつく・気を引く行動</strong></td>
<td>180日で<strong>減少</strong></td>
<td>過度な依存は薄れていく</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>保護の現場では以前から、<strong>「3日・3週間・3か月」</strong>という区切りが経験則として語られてきました。最初の3日はただ体を休める期間、次の3週間で家のやり方を覚え、3か月かけて本当の性格が出てくる、という見立てです。<strong>ここまでの2つの研究は、その経験則に数字の裏づけを与えた形になっています。</strong></p>
<p>この表を、悪いニュースとして読まないでください。<strong>増えているのは「もともとその犬が持っていたもの」で、7日目には出していなかっただけです。</strong>緊張が解けるにつれて、性格が見えてくる。留守番の不安が減っていることが、その証拠です。家が安全な場所になったから、遠慮がなくなった。</p>
<p>海外では、この最初の落ち着いた時期を「ハネムーン期間」と呼びます。<strong>迎えて3か月目に手に負えなくなったという相談の多くは、この時期のものです。</strong>失敗したのではなく、ここからが本番だということです。</p>
<p>そして、この研究にはもうひとつ結果があります。<strong>180日目の時点で、飼い主の100%が「うちの犬は新しい家にうまく馴染んだ」と答えていました。</strong>「とてもよく」か「まずまず」のどちらかで、「馴染まなかった」と答えた人はひとりもいません。</p>
<p>点数の上では、攻撃性も興奮性も上がっている。それでも全員が「馴染んだ」と言っている。<strong>この2つは矛盾しません。</strong>行動の数値が動くことと、その犬とうまくやっていけるかどうかは、別の話だということです。</p>
<h3><span id="toc4">時期ごとに、やることが変わります</span></h3>
<p>2つの研究をまとめると、時間の区切りはこうなります。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>時期</th>
<th>犬の状態</th>
<th>飼い主がやること</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>最初の3日</strong></td>
<td>ストレスホルモンがいちばん高い。動かないか、逆に落ち着かない</td>
<td><strong>かまわない。</strong>寝られる場所と静かさを用意する</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>1週間まで</strong></td>
<td>数値が下がり始める。食欲と排泄が安定してくる</td>
<td>手続きを済ませる。動物病院へ一度行く</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>3週間まで</strong></td>
<td>生活のリズムを覚える。素が少しずつ出る</td>
<td>食事・睡眠・トイレの時間を固定する</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>3か月まで</strong></td>
<td>本来の性格が出そろう。<strong>問題行動が増えて見える</strong></td>
<td>社会化を進める。出てきた行動に対処する</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p><!-- ▼ 前半CTA ▼ --></p>
<div class="ik-cta">
<p class="ik-pr">PR</p>
<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-media" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-cta-head">3か月目に素が出たとき、どう対処したらいいかわかりますか？</p>
<p class="ik-cta-text">おとなしかった犬が吠え始める、噛み始める。その後にどう動けばいいのかは、文章を読んだだけでは身につきません。<br />
<strong>問題行動が出た犬への対処の仕方は、動画を見れば読むよりずっと早く身につきます。</strong>問題行動への対処の仕方も、効果的なしつけ方法も、「イヌバーシティ」の中にひととおり入っています。</p>
<p class="ik-act"><a rel="sponsored" class="ik-btn" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<p><!-- ▲ 前半CTA ▲ --></p>
<h2><span id="toc5">最初の3日｜かまわないことが、いちばんの仕事です</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_02.jpg" alt="サークルの中で丸くなって眠る子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>迎えた日にいちばんやりたくなるのが、抱っこと写真と名前呼びです。<strong>そのすべてを、3日だけ我慢してください。</strong>ここが、あとの3か月に効いてきます。</p>
<h3><span id="toc6">家に着いてから寝るまで｜初日の流れ</span></h3>
<p>迎えた日にいちばん迷うのが、順番です。何を先にやるか決めておくと、初日は驚くほど短く終わります。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>場面</th>
<th>やること</th>
<th>やらないこと</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>車から降りたら</strong></td>
<td>玄関をくぐる前に、敷地の隅で用を足させる。出たら低い声で一言</td>
<td>抱えたまま家へ直行しない。車中でこらえていることが多い</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>家に入ったら</strong></td>
<td>まっすぐサークルへ。水を置いて、そのまま離れる</td>
<td>部屋を順に見せて回らない</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>最初の1時間</strong></td>
<td>別の部屋から様子を見る。眠り始めたらそのまま</td>
<td>のぞき込まない。写真のために起こさない</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>食事</strong></td>
<td>迎え先と同じ時刻に、同じフードを同じ量。食べなくても20分で下げる</td>
<td>食べないからと手で差し出したり、別の物に替えたりしない</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>夕方</strong></td>
<td>家族が1人ずつ、短く近づく。犬から来たときだけ触る</td>
<td>全員で囲まない。抱き上げて回さない</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>寝る前</strong></td>
<td>もう一度トイレ。寝床にブランケットを入れて、部屋を暗くする</td>
<td>寝床を人のベッドに変えない。初日に決めた場所を動かさない</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>前にいた場所の<strong>においが残った布</strong>を分けてもらえていたら、寝床に入れてください。母犬やきょうだいのにおいが付いたものが理想ですが、犬舎で使っていたタオルでもかまいません。<strong>初日に洗わないこと</strong>。これだけ守れば、においは残ります。</p>
<h3><span id="toc7">初日にやっておくと、あとで効く記録</span></h3>
<p>手間は1日5分です。3つだけ書き留めてください。</p>
<ul>
<li><strong>排泄の時刻</strong>。起きた直後、食後何分、遊んだあと。3日分たまると、次にトイレへ連れて行くタイミングが読めます</li>
<li><strong>食べた量</strong>。残したなら何割残したか。体調の変化に最初に出るのがここです</li>
<li><strong>怖がったもの</strong>。掃除機、インターホン、子どもの声。社会化で優先して慣らす順番が決まります</li>
</ul>
<p>スマホのメモで十分です。<strong>この3つは、動物病院で聞かれる内容とほぼ同じ</strong>でもあります。</p>
<h3><span id="toc8">初日にやらないこと</span></h3>
<ul>
<li><strong>家族全員で囲まない。</strong>順番に、1人ずつ、短く。全員が同時に近づくと逃げ場がなくなります</li>
<li><strong>寝ているのを起こさない。</strong>子犬が起きている時間は、1日のうちほんの一部です。睡眠を削られること自体が、この時期の負担になります</li>
<li><strong>家じゅうを見せて回らない。</strong>初日は1部屋で足ります。行動範囲は少しずつ広げます</li>
<li><strong>友人を呼ばない。</strong>見せたい気持ちは分かりますが、1週間は待ってください</li>
<li><strong>いきなりお風呂に入れない。</strong>においが残っていても、体調が落ち着くまでは触りません</li>
<li><strong>先住犬や先住猫と、その日のうちに会わせない。</strong>においの交換から始めます。進め方は<a href="https://inukatsu.net/before-getting-a-dog/">犬を飼う前にしておきたいことの記事</a>のFAQに書きました</li>
</ul>
<h3><span id="toc9">初日にやること</span></h3>
<p>やることは、実は少ないです。</p>
<ul>
<li><strong>トイレと寝床の場所を、先に決めて動かさない。</strong>あちこち変えると覚え直しになります</li>
<li><strong>フードは迎え先と同じものを、同じ量で。</strong>環境が変わった日に食事まで変えると、おなかを壊します</li>
<li><strong>水はいつでも飲める場所に。</strong>器は倒れない重さのものを</li>
<li><strong>名前を呼んで、食べ物をひと粒。</strong>これだけは初日から始められます。呼ぶ→良いことが起きる、の順番を作ります</li>
<li><strong>排泄の時間を書き留める。</strong>起きた直後、食後、遊んだあと。この記録が、あとのトイレトレーニングを短くします</li>
<li><strong>室温を確かめる。</strong>子犬に向く室温は、成犬よりやや高めの25度前後とされています。体温の調節がまだ下手なので、<strong>暑さも寒さも体調に直結します。</strong>寝床にエアコンの風が直接当たっていないかも見ておいてください</li>
</ul>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">初日の夜に鳴くのは、ほぼ全部の犬がやります</p>
<p>母親ときょうだいから離れた最初の夜です。<strong>鳴くたびに行くと「鳴けば来る」が成立し、鳴き方が激しくなります。</strong>かといって完全に放置すると、不安が積み上がります。対応の分かれ目は<a href="https://inukatsu.net/puppy-night-crying/">子犬の夜鳴きの記事</a>にまとめました。</p>
</div>
<h3><span id="toc10">食べない・下痢をしたときの線引き</span></h3>
<p>迎えて数日は、食欲が落ちたり便がゆるくなったりすることがあります。環境が変わったことによるもので、多くは数日で戻ります。</p>
<p>ただし、<strong>子犬では様子を見ていい時間が短い</strong>ことを知っておいてください。体が小さく、蓄えが少ないため、食べない時間が続くと血糖値が下がって危険な状態になることがあります。次のどれかが出たら、様子を見ずに動物病院へ連絡してください。</p>
<ul>
<li>半日以上、何も食べない</li>
<li>水のような下痢が続く、便に血が混じる</li>
<li>何度も吐く</li>
<li>ぐったりして反応が鈍い、体が震える、けいれんする</li>
</ul>
<p>受診するときは、<strong>便の写真を撮っておいてください。</strong>色と形が分かると、そのあとの検査の組み立てが変わります。可能なら、便そのものを持って行きます。</p>
<h2><span id="toc11">1週間以内に終わらせる手続き</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_03.jpg" alt="テーブルに置かれた犬の鑑札と書類（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>法律で期限が決まっているものが3つあります。どれも<strong>迎えた日から30日以内</strong>ですが、後回しにすると忘れるので、最初の週に片づけてください。</p>
<div class="ik-reco">
<p class="ik-reco-label">30日以内に済ませる3つ</p>
<ul>
<li><strong>市区町村での登録</strong>。対象は生後91日を過ぎた犬。3,000円ほどで、鑑札が渡されます</li>
<li><strong>狂犬病の予防注射</strong>。毎年1回。済むと注射済票がもらえます</li>
<li><strong>マイクロチップの登録情報の書き換え</strong>。前の飼い主から自分へ。オンラインなら400円</li>
</ul>
</div>
<p>はじめの2つは狂犬病予防法に書かれた義務で、放置すると20万円以下の罰金の対象になります。3つ目も、業者や団体から譲り受けたのなら義務です。<strong>チップは入っているのに情報が前のままだと、迷子として保護されたとき、連絡は前の飼い主のところへ行きます。</strong></p>
<p>鑑札と注射済票は、受け取ったら犬に着けてください。手続きの詳しい中身と、自治体によってはマイクロチップを鑑札とみなす特例があることは、<a href="https://inukatsu.net/before-getting-a-dog/">犬を飼う前にしておきたいことの記事</a>で扱いました。</p>
<h2><span id="toc12">動物病院の初診｜いつ行き、何を持ち、何を聞くか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_04.jpg" alt="診察台の上で獣医師に体を触られている子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>迎えたら、早い段階で一度、動物病院に行ってください。<strong>病気のためではなく、これから15年つき合う場所を決めるためです。</strong></p>
<h3><span id="toc13">行くタイミング</span></h3>
<p>体調に問題がなければ、<strong>迎えてから1週間ほど置いてからで十分です。</strong>環境が変わった直後に病院という新しい場所へ連れて行くと、負担が重なります。</p>
<p>ただし、前の章に書いた症状（半日以上食べない、水のような下痢、繰り返す嘔吐、ぐったりする）が出たら、<strong>1週間を待たずにすぐ連絡してください。</strong>ワクチンの予定も待つ必要はありません。</p>
<h3><span id="toc14">持って行くもの</span></h3>
<ul>
<li><strong>当日か前日の便</strong>（ラップに包んで。寄生虫の検査に使います）</li>
<li><strong>ワクチンの接種証明書</strong>（迎え先でもらったもの。次の接種日が決まります）</li>
<li><strong>血統書やマイクロチップの番号</strong></li>
<li><strong>いま食べているフードの名前と量</strong>（袋の写真でかまいません）</li>
<li><strong>気になっていることのメモ</strong>（診察室では忘れます）</li>
</ul>
<h3><span id="toc15">初診で聞いておく5つ</span></h3>
<p>診てもらうだけで帰らないでください。<strong>この5つを聞けるかどうかで、その病院が今後の窓口になるかが決まります。</strong></p>
<ul>
<li><strong>次のワクチンはいつですか。何回目で終わりますか。</strong>ここが次の章の内容につながります</li>
<li><strong>散歩に出していいのはいつからですか。</strong>病院によって考え方が違います</li>
<li><strong>いまの体重だと、フードは1日何グラムですか。</strong>袋の表示は幅があるので、その犬の数字を聞きます</li>
<li><strong>夜間や休診日は、どこに連絡すればいいですか。</strong>あとから探すと間に合いません</li>
<li><strong>噛む・吠えるといった行動の相談も受けてもらえますか。</strong>受けない病院もあります。その場合の紹介先を聞いておきます</li>
</ul>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">病院を「怖い場所」にしないための一手</p>
<p>初診のあと、<strong>何もしない日に一度だけ寄ってみてください。</strong>受付でおやつをもらって帰るだけ。これを2〜3回やると、病院の駐車場で震える犬になりにくい。受け入れてくれる病院かどうかは、初診のときに聞けば分かります。</p>
</div>
<h2><span id="toc16">ワクチンの「終わり方」を、最初に確かめる</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_05.jpg" alt="カレンダーに印をつける手元と、足元にいる子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここは、飼い主が思っているより誤解の多いところです。<strong>「3回打てば終わり」ではありません。</strong></p>
<h3><span id="toc17">なぜ複数回打つのか</span></h3>
<p>子犬は生まれたとき、母親の免疫を分けてもらった状態でスタートします。初乳を通じて渡されるこの抗体は、しばらくのあいだ体を守ってくれます。<strong>ところが同じ抗体が、ワクチンの成分も「敵」と見なして片づけてしまいます。</strong>守られているあいだは、打っても効かない。これが複数回に分ける理由です。</p>
<p>問題は、<strong>この抗体がいつ抜けるのかが犬ごとにばらばらで、外からは見えないこと。</strong>生後6週で消える犬もいれば、4か月近く残る犬もいます。だから2〜4週間ごとに打ち直して、抜けた瞬間を取り逃さないようにします。1回目で効く犬もいれば、3回目でようやく効く犬もいる、ということです。</p>
<h3><span id="toc18">最終接種が16週齢以降かどうかを見る</span></h3>
<p>国内で多いのは、<strong>生後8週ごろに1回目、12週ごろに2回目、16週ごろに3回目</strong>という組み方です。世界小動物獣医師会（WSAVA）の2024年のガイドラインは、<strong>2〜4週間おきに複数回打ち、最後の1回を16週齢以降に打つこと</strong>を推奨しています。</p>
<p>ここが肝心です。移行抗体が16週近くまで残る犬がいる以上、<strong>12週で打ち終えると、その犬には免疫がついていない可能性が残ります。</strong>迎えた子犬がすでに2回打っていても、<strong>3回目が16週齢を過ぎてからかどうか</strong>を確かめてください。</p>
<h3><span id="toc19">ワクチンが終わる前に、社会化期が終わります</span></h3>
<p>もうひとつ、時期の問題があります。子犬が新しいものを受け入れやすい社会化期は、<strong>生まれて3週目から16週目まで。</strong>ワクチンの最終接種と、ほぼ同時に終わります。</p>
<p>つまり「ワクチンが全部終わってから外に出そう」と考えると、<strong>いちばん吸収する時期をまるごと逃します。</strong>この矛盾に、米国獣医動物行動学会（AVSAB）ははっきり答えを出しています。<strong>ワクチンを打ち終える前に社会化を始めることが、標準的なケアだという立場です。</strong>根拠として挙がっているのが、3歳に満たない犬の死因で最も多いのは感染症ではなく行動上の問題だ、という事実でした。感染を避けて家に閉じ込めた結果、行動の問題で手放される犬のほうが多い。<strong>どちらのリスクを取るかという話になっています。</strong></p>
<p>具体的な進め方は、この記事の後半に書きます。</p>
<h2><span id="toc20">最初の3週間｜リズムを先に作る</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_06.jpg" alt="決まった場所で食事をする子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>犬が落ち着き始めたら、次は生活の型を作ります。<strong>先に決めておくほど、あとの修正が要りません。</strong></p>
<h3><span id="toc21">固定するのは時間、変えるのは場所ではない</span></h3>
<p>食事、睡眠、トイレ、散歩。この4つの時間をできるだけ揃えてください。犬は時計を読みませんが、<strong>順番と間隔は正確に覚えます。</strong>毎日同じ流れになっていると、次に何が来るかが読めるので、落ち着きます。</p>
<p>逆に、寝床やトイレの場所は動かさないこと。「もう少し奥がいいかも」と何度も移すと、覚え直しになります。</p>
<h3><span id="toc22">この時期に始めておく4つ</span></h3>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>やること</th>
<th>始めどき</th>
<th>詳しい手順</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>トイレを覚えさせる</strong></td>
<td>初日から。排泄の時間を記録して、その前に連れて行く</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/puppy-toilet-training/">子犬のトイレトレーニング</a></td>
</tr>
<tr>
<td><strong>甘噛みへの反応を決める</strong></td>
<td>噛まれた最初の1回から。家族で同じ対応にする</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/puppy-biting/">子犬の甘噛み</a></td>
</tr>
<tr>
<td><strong>ひとりの時間を作る</strong></td>
<td>1週間を過ぎたら。数分から始める</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/separation-anxiety/">犬の分離不安</a></td>
</tr>
<tr>
<td><strong>体を触られることに慣らす</strong></td>
<td>体調が落ち着いてから。足先・耳・口の順で</td>
<td>下に書きます</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3><span id="toc23">体を触る練習は、この時期にしかできません</span></h3>
<p>さきほどの研究を思い出してください。<strong>触られることへの過敏さは、90日目と180日目に増えていました。</strong>つまり、素が出てからでは遅い。まだ緊張が解けきっていないこの時期に、触られても嫌なことが起きない経験を積んでおきます。</p>
<p>順番があります。<strong>背中から始めて、足先、耳、口の中へ。</strong>1か所につき1秒触って、食べ物をひと粒。嫌がる前にやめるのが要点で、嫌がってからやめると「嫌がれば終わる」を教えることになります。</p>
<p>ここを飛ばすと、爪切り、歯みがき、動物病院での診察が、一生の困りごとになります。<strong>1日1分で足ります。</strong></p>
<h3><span id="toc24">フードを替えるなら、落ち着いてから</span></h3>
<p>ここまで、迎え先と同じフードを続けている前提で書いています。銘柄を変えたいなら、<strong>生活が安定してから、1〜2週間かけて新旧の割合を入れ替えていきます。</strong>一気に切り替えると、おなかを壊したときに原因が食事なのか環境なのか判断できません。フードの選び方は<a href="https://inukatsu.net/recommended-dog-food/">ドッグフードの記事</a>で扱っています。</p>
<p><!-- ▼ 中間CTA ▼ --></p>
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<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-media" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-cta-head">社会化期の残り時間、あとどれくらいですか？</p>
<p class="ik-cta-text">社会化のために何を見せるか、怖がった時にどう引き返すか、うまくできた時にいつ褒めるか、その場の判断は難しいものです。ここを間違えると、社会化させるつもりが苦手なものを作ってしまいます。<br />
<strong>愛犬の社会化の仕方は動画で見るのが一番早いです。</strong>「イヌバーシティ」なら、子犬の社会化に必要な場面を、そのまま見ることができます。</p>
<p class="ik-act"><a rel="sponsored" class="ik-btn" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<p><!-- ▲ 中間CTA ▲ --></p>
<h2><span id="toc25">社会化期の残りで、何を見せるか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_07.jpg" alt="腕に抱かれて外の景色を見ている子犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここが、時間の限られた仕事です。<strong>8週齢で迎えたなら、残りは8週間ほど。</strong>この間に何に触れたかが、そのあと15年の反応を決めます。</p>
<h3><span id="toc26">地面を歩かせずに、外を見せる</span></h3>
<p>ワクチンが終わる前は、感染のリスクが残ります。そこで<strong>抱えたまま外へ出る</strong>方法を使います。守る条件は2つだけ。<strong>四本の足を地面に下ろさないこと、そして地面の物のにおいを嗅がせないこと。</strong>この2つさえ外さなければ、音と景色と人の動きだけを見せられます。</p>
<div class="ik-reco">
<p class="ik-reco-label">抱っこ散歩の進め方</p>
<ul>
<li><strong>1回は5分まで。</strong>だらだら抱えているより、短い回数を毎日積むほうが身につきます</li>
<li><strong>その日に見せる対象は、ひとつに絞る。</strong>月曜は自転車、火曜は工事の音、水曜は通学路の子どもたち。一度にまとめると、何が平気で何がだめだったのかを、こちらが判別できなくなります</li>
<li><strong>黙って眺めていられた瞬間に、食べ物をひと粒。</strong>知らないものが現れたあとには必ずいいことがある、という並びを作ります</li>
<li><strong>嫌がる素振りが出たら、そこで戻る。</strong>小刻みに震える、体がこわばる、視線を外し続ける。この状態で粘っても、苦手な記憶が上書きされるだけです</li>
</ul>
</div>
<h3><span id="toc27">見せておきたいものの一覧</span></h3>
<p>優先順位をつけるなら、<strong>生活のなかで避けられないもの</strong>からです。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>分類</th>
<th>具体的に</th>
<th>なぜ必要か</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><strong>音</strong></td>
<td>インターホン、掃除機、ドライヤー、雷、花火、工事、救急車</td>
<td>家の中で毎日鳴る。慣れていないと吠えと逃走の原因になる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>人</strong></td>
<td>子ども、高齢者、帽子をかぶった人、制服の人、傘をさした人</td>
<td>散歩中に必ず会う。子どもの動きは犬にとって予測しにくい</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>物と乗り物</strong></td>
<td>自転車、バイク、車、台車、キャリーバッグ、マンホール</td>
<td>追いかける行動は90日目以降に増える。先に慣らしておく</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>場所と床</strong></td>
<td>アスファルト、砂利、草、金属のグレーチング、エレベーター</td>
<td>足裏の感触は、慣れていないと立ち止まる原因になる</td>
</tr>
<tr>
<td><strong>扱われること</strong></td>
<td>抱き上げられる、足を拭かれる、口を開けられる、爪を触られる</td>
<td>通院・トリミング・災害時に必ず要る</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h3><span id="toc28">パピークラスに通えるか、聞いてみる</span></h3>
<p>ワクチンの1回目が済んでいれば参加できるパピークラスがあります。<strong>同じ月齢の子犬と会える機会は、この時期にしか作れません。</strong>犬同士の力加減を学ぶ場としては、飼い主が用意できるどんな場面よりも効率が良い。</p>
<p>初診のときに、その病院がパピークラスをやっているか、やっていなければ近くの教室を知らないかを聞いてみてください。任せていい教室かどうかを見分ける材料は、<a href="https://inukatsu.net/school-choose-point/">しつけ教室の選び方</a>というページで扱っています。候補そのものを探すなら、<a href="https://inukatsu.net/school-list/">全国のしつけ教室</a>のページに市区町村別の一覧があります。</p>
<h2><span id="toc29">成犬・保護犬を迎えた場合、どこが違うか</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_10.jpg" alt="床に伏せたまま、こちらをうかがう成犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここまでの話は、子犬も成犬も共通です。<strong>そもそも冒頭の2つの研究は、どちらもシェルターから成犬を迎えた家庭のデータでした。</strong>コルチゾールも、3か月目の変化も、成犬でこそ当てはまります。</p>
<p>そのうえで、子犬と違うところが4つあります。</p>
<h3><span id="toc30">1｜「素が出る」までの幅が大きい</span></h3>
<p>子犬なら3か月でだいたい見えてきます。成犬の場合、<strong>3か月で落ち着く犬もいれば、半年から1年かかる犬もいます。</strong>前の環境で長く緊張していた犬ほど、時間がかかる傾向があります。</p>
<p>焦って判断しないでください。<strong>「懐かない犬だった」という結論は、少なくとも3か月は出せません。</strong></p>
<h3><span id="toc31">2｜怖いものが、あらかじめ決まっている</span></h3>
<p>子犬は白紙から慣らしますが、成犬には既に苦手なものがあります。男性、傘、大きな音、車、掃除機、特定の犬種。<strong>過去に何があったかは分かりませんが、反応は見れば分かります。</strong></p>
<p>最初の1か月は、<strong>見つける時間</strong>だと考えてください。無理に慣らそうとせず、何に反応したかを書き留める。リストができてから、距離をとって慣らす練習に入ります。</p>
<h3><span id="toc32">3｜社会化期はもう終わっている</span></h3>
<p>生後16週を過ぎた犬に、子犬と同じ吸収力はありません。ただし<strong>もう慣れないということではありません。</strong>時間をかけて、距離を保ちながら少しずつ近づける手順は使えます。子犬より回数と時間が必要になる、というだけです。</p>
<h3><span id="toc33">4｜体の状態を先に確かめる</span></h3>
<p>成犬は、すでに何かを抱えていることがあります。関節の痛み、歯周病、皮膚の問題、寄生虫。<strong>迎えてすぐの健康診断は、子犬より優先度が高い。</strong>初診で血液検査まで含めて相談してください。</p>
<p>とくに<strong>触ると嫌がる場所がある</strong>場合は、性格ではなく痛みのことがあります。慣れの問題として扱う前に、獣医師に診てもらってください。</p>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">成犬こそ、最初の数日は放っておく</p>
<p>迎えた側は仲良くなりたい。けれど犬の側は、まだ状況を把握していません。<strong>近づく、名前を呼ぶ、触る。この3つを減らすほど、落ち着くのが早くなります。</strong>同じ部屋にいて何もしない時間を、1日30分でも作ってください。犬が自分から来たときだけ応じる。それで十分です。</p>
</div>
<h2><span id="toc34">3か月目に問題が出るのは、失敗ではありません</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_08.jpg" alt="窓辺に立って外をじっと見ている若い犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>冒頭の研究をもう一度出します。<strong>7日目より90日目のほうが、見知らぬ人への反応も、興奮のしやすさも、追いかける行動も、点数が上がっていました。</strong></p>
<p>この時期の相談は、だいたい同じ言い方で来ます。「最初はおとなしかったのに」「性格が変わった」「裏切られた気分」。<strong>変わったのではなく、見えるようになっただけです。</strong></p>
<h3><span id="toc35">この時期にやってはいけないこと</span></h3>
<p>ここで対応を間違えると、せっかく積んだ3か月が戻ります。</p>
<ul>
<li><strong>「前はできていたのに」と叱る。</strong>できていたのではなく、緊張して動けなかっただけです</li>
<li><strong>力で押さえつける。</strong>体を押さえる、マズルをつかむ、仰向けにする。どれも恐怖を足すだけで、次の機会に強い反応が返ってきます</li>
<li><strong>いちどに全部を直そうとする。</strong>吠えも噛みも引っ張りも同時に、は続きません。いちばん困っている1つに絞ります</li>
</ul>
<p>方針として、米国獣医動物行動学会（AVSAB）は2021年の声明で、<strong>報酬にもとづく方法だけを推奨し、身体的・心理的な罰はいかなる状況でも使うべきでないとしています。</strong>罰のほうが効果的だという証拠はなく、恐怖・不安・攻撃性を増やし、飼い主との関係を悪くする危険があるからです。</p>
<h3><span id="toc36">この時期にやること</span></h3>
<p>出てきた行動は、<strong>その行動の記事に沿って個別に対処します。</strong>この記事はここまでが役目で、ここから先は問題ごとに分かれます。</p>
<div class="ik-scroll">
<table class="ik-table ik-table-wide">
<thead>
<tr>
<th>3か月目に出やすいもの</th>
<th>対処のページ</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>来客やインターホンに吠える</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/doorbell-barking/">インターホンで吠える</a></td>
</tr>
<tr>
<td>散歩中に他の犬へ吠える</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/barking-at-dogs-on-walks/">散歩中に他の犬に吠える</a></td>
</tr>
<tr>
<td>手や服を噛む</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/puppy-biting/">子犬の甘噛み</a></td>
</tr>
<tr>
<td>リードを引っ張る</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/leash-pulling/">犬の引っ張り癖</a></td>
</tr>
<tr>
<td>飛びつく</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/jumping-up/">犬の飛びつき</a></td>
</tr>
<tr>
<td>自転車や車を追いかける</td>
<td><a href="https://inukatsu.net/chasing-bikes-cars/">自転車・車を追いかける</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<h2><span id="toc37">最初の3か月でやってはいけないこと</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/after-getting-a-dog_09.jpg" alt="閉まったガラス戸の前に座り、外を見ている子犬の後ろ姿（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>時期を問わず、この3か月にやると長く残るものを挙げます。</p>
<h3><span id="toc38">ワクチンが終わるまで、家から一歩も出さない</span></h3>
<p>いちばん多い間違いです。感染からは守れますが、<strong>その代わりに社会化期を丸ごと失います。</strong>抱えたまま外へ出れば、地面に触れさせずに音と景色は見せられる。AVSABがどちらのリスクを重く見ているかは、前の章に書いたとおりです。</p>
<h3><span id="toc39">初日から留守番をさせる</span></h3>
<p>迎えた翌日から8時間の留守番は、その時間そのものを恐怖の記憶にします。<strong>数分から始めて、少しずつ延ばす。</strong>この順番だけは崩さないでください。連休の初日に迎えると、この練習に時間を取れます。</p>
<h3><span id="toc40">叱り方を家族で揃えないまま進む</span></h3>
<p>同じ行動に、家族3人が3通りの反応を返す。怒鳴る人、黙って離れる人、面白がって撫でる人。<strong>犬の側から見れば、何が正解なのか一生分からない状態です。</strong>許すことと許さないことを紙に書いて、見える場所に貼ってください。</p>
<h3><span id="toc41">体調不良を「環境に慣れていないだけ」で片づける</span></h3>
<p>迎えて数日の不調は珍しくありませんが、<strong>子犬では悪化が早い。</strong>半日食べない、水様の下痢、繰り返す嘔吐、ぐったりする。このどれかがあれば、慣れの問題として様子を見ないでください。</p>
<h3><span id="toc42">3か月目の変化を、しつけの失敗と考える</span></h3>
<p>もう繰り返しませんが、いちばん大事なところなので最後にもう一度書きます。<strong>データの上では、90日目に点数が上がるのが普通です。</strong>そこからが、その犬と向き合う時間の始まりです。</p>
<h2><span id="toc43">3か月やってきて、それでも手に負えないと感じたら</span></h2>
<p><img decoding="async" class="ik-breather" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/athome.jpg" alt="夕方のリビングでくつろぐ犬（イメージ）" width="1200" height="450" loading="lazy" /></p>
<p>ここまでの手順は、順番さえ守れば家庭で進められます。実際、多くの家がそうしています。</p>
<p>ただ、うまくいかない家に共通する詰まり方があります。<strong>知識が足りないのではなく、その瞬間に手が動かない。</strong>吠え始めた犬の横で、声をかけるべきか黙るべきか、何秒待つのか、いつ褒めるのか。読んだはずなのに、目の前で起きると分からなくなります。</p>
<p>しかも、3か月目に出てくる行動は、待ってくれません。来客は突然来るし、散歩中に自転車は勝手に通ります。<strong>考える時間が2秒しかない場面で、正解を出し続けるのは無理があります。</strong></p>
<p>手を借りるなら、道は3つに分かれます。</p>
<ul>
<li><strong>子犬向けの教室に通う</strong>。同じ月齢の犬と会える機会は、この時期にしか作れません。通える範囲にどんな教室があるかは、<a href="https://inukatsu.net/school-list/">全国のしつけ教室</a>で確かめられます。どこを見て決めるかは<a href="https://inukatsu.net/school-choose-point/">しつけ教室の選び方</a>という記事で説明しています</li>
<li><strong>飼い主の側が学ぶ教材を使う</strong>。時間を合わせずに済み、同じ場面を何度でも再生できます。下に書きます</li>
<li><strong>動物病院に相談する</strong>。急に攻撃的になった、体を触ると痛がる、排泄の失敗が急に増えた。このどれかなら、しつけより先に受診してください</li>
</ul>
<div class="ik-box">
<p class="ik-box-big">レッスンの1時間より、残りの167時間のほうが長い</p>
<p>週1回の教室でトレーナーと過ごすのは1時間です。<strong>残りの167時間、犬の横にいるのは家族です。</strong>吠えた瞬間も、噛んだ瞬間も、飛びついた瞬間も、その場にいるのは家族。<strong>なぜその手順なのかまで腹に落ちていれば、疲れて帰った日にも手が勝手に動きます。</strong></p>
</div>
<p>その材料として挙げるのが「イヌバーシティ」です。教える中身そのものより、<strong>教えている人の手元と間合いを映すことに時間を割いた教材</strong>で、全1,260分あります。鳴いている犬との距離をいつ詰めるか、噛まれた手をどの向きに抜くか、褒め言葉をどの瞬間に置くか。そういう部分が映像で追えます。年齢別に章が分かれているので、いま迎えたばかりなら子犬の章から見られます。力で押さえる場面は一度も出てきません。配信はオンラインで、申し込んだ直後から視聴でき、期限で消えることもない。<strong>3か月目に困ってから、該当する章だけ見直すという使い方ができます。</strong>価格は43,780円（税込）。3か月目に出た行動を自宅で見てもらうとなると、出張トレーニングの相場が1回8,000〜20,000円です。<strong>単価の高い教室なら2回、安いところでも5回ほど頼めば、同じ金額に達します。</strong>そして出張は、1回きりで終わることがまずありません。</p>
<div class="ik-adbox">
<p>ここは正直に書きます。イヌバーシティは、<strong>映像を見て、自分の家で自分の手で愛犬にしつけをする前提の教材です。</strong>「いま起きていることを、その場で見て指示してほしい」なら、出張トレーナーを頼むほうがいいです。合うのは、家族全員で同じ映像を見てしつけ方をそろえたい方、そして3か月目に出てくる行動に自分で対応できるようになりたい方です。</p>
<p>夜鳴き、甘噛み、トイレの失敗。調べても、結局<strong>「で、その瞬間どうすればいいの？」</strong>となるものです。噛まれた手をどの速さで引くか、鳴いている愛犬にいつ近づくか。文章ではどうやっても伝えきれない部分です。<strong>イヌバーシティの公式ページには、実際の教材から抜き出した動画が置いてあります。</strong>子犬の場面をひとつ見て、いまの接し方と比べてみるのもいいと思います。</p>
<p><a rel="sponsored" class="ik-cta-banner" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank"><img decoding="async" src="https://inukatsu.net/wp-content/uploads/2026/09/2299.jpg" alt="犬のしつけ教材 イヌバーシティ｜飼い主が学ぶための教材" width="400" height="183" loading="lazy" /></a></p>
<p class="ik-act" style="margin-top:20px"><a rel="sponsored" class="ik-btn ik-btn-lg" href="https://inukatsu.net/url/inuversity.html" target="_blank">イヌバーシティの中身を覗いてみる</a></p>
<p class="ik-btn-note">※ 公式ページが開きます。教材のサンプル動画をそのまま見られます。</p>
</div>
<h2><span id="toc44">よくある質問</span></h2>
<h3><span id="toc45">Q. 保護犬や成犬を迎えました。同じ進め方でいいですか？</span></h3>
<p>基本は同じです。<strong>冒頭で紹介した2つの研究は、どちらもシェルターから成犬を迎えた家庭のデータです。</strong>むしろ成犬のほうが、この記事の時間の区切りがそのまま当てはまります。</p>
<p>違うところは2つです。ひとつは、<strong>その犬の来歴が空白だということ。</strong>何かに強く反応しても理由が分からないので、見つかるまでは刺激の少ない場所に置くしかありません。もうひとつは<strong>落ち着くまでの個体差</strong>で、3か月で済む犬もいれば1年近くかかる犬もいます。よその犬の話は参考になりません。</p>
<h3><span id="toc46">Q. 抱っこ散歩から、地面を歩かせるのはいつからですか？</span></h3>
<p>ここは病院ごとに判断が違います。<strong>最終接種から2週間を待つ</strong>という施設が多数派ですが、2回目が済んだ時点から地面を許可するところもあります。地域でどんな感染症が出ているかでも変わる話なので、<strong>通っている病院の方針に従ってください。</strong></p>
<p>初診で聞く5つの質問に入れておいたのは、これを早い段階で決めておくためです。</p>
<h3><span id="toc47">Q. 迎えて1か月ですが、まだ自分から近づいてきません</span></h3>
<p>珍しいことではありません。特に成犬や、静かな環境で育った子犬では、1か月では足りないことがあります。</p>
<p>やってほしいのは、<strong>追いかけないこと</strong>です。こちらから近づくのをやめて、犬が来たときだけ静かに対応する。<strong>同じ部屋にいて、何もしない時間を毎日作る</strong>だけでも変わります。食べ物を手から渡そうとするより、床に置いて離れるほうが早い場合もあります。</p>
<p>ただし、<strong>震えが止まらない、物音のたびに逃げる、食事を一切とらない</strong>という状態が続くなら、慣れるのを待たず、獣医師に診てもらってください。</p>
<h3><span id="toc48">Q. 共働きで日中は留守です。何時間までなら大丈夫ですか？</span></h3>
<p>月齢で変わります。子犬は数時間ごとに食事と排泄の世話が必要なので、<strong>日中に誰かの手が入るかどうかが分かれ目になります。</strong>昼だけシッターを頼む、近所の家族に寄ってもらう、在宅の日を増やす。どれか一つでも用意できるなら成り立ちます。</p>
<p>ただ、時間の長短より効いてくるのは<strong>始め方</strong>です。初日から長時間にせず、数分の留守から積み上げる。この順番を守るかどうかで、あとの苦労が変わります。進め方は<a href="https://inukatsu.net/separation-anxiety/">犬の分離不安の記事</a>にあります。</p>
<h3><span id="toc49">Q. 名前を呼んでも来ません</span></h3>
<p>名前を「呼ばれたら良いことが起きる合図」として使えているかを確認してください。<strong>叱るときに名前を使っていると、名前そのものが警告の音になります。</strong>「コラ、ポチ！」を繰り返した犬は、名前を聞くと動きを止めます。</p>
<p>やり直すなら、<strong>1日20回、名前を呼んで食べ物をひと粒</strong>だけ。来なくても、こちらを見たら渡します。呼ぶ→良いことが起きる、の順番を作り直すのが先で、来させるのはそのあとです。</p>
<h3><span id="toc50">Q. 3か月経ってもトイレを覚えません</span></h3>
<p>覚えないのではなく、<strong>成功した回数が足りないことがほとんどです。</strong>失敗を減らすより、成功を増やす。排泄しそうな時間に先回りしてトイレへ連れて行き、できたその場で褒める。この回数が必要な分だけ積み上がっていません。</p>
<p>やり方の順番は<a href="https://inukatsu.net/puppy-toilet-training/">子犬のトイレトレーニング</a>で詳しく扱っています。なお、<strong>いったん覚えたのに急に失敗が増えた</strong>場合は別の話で、泌尿器の病気が関わることがあります。その場合は受診が先です。</p>
<h2><span id="toc51">まとめ</span></h2>
<p>迎えてからの3か月で、やることを6つに絞ります。</p>
<ul>
<li><strong>最初の3日はかまわない</strong>。ストレスホルモンがいちばん高いのは、家に来た1日目です。落ち着くまでに1週間かかります</li>
<li><strong>30日以内に手続きを3つ</strong>。自治体での登録、狂犬病の注射、チップの情報の書き換え。前の2つを放置すると罰則があります</li>
<li><strong>1週間ほど経ったら動物病院へ</strong>。便とワクチン証明書を持って、次の接種・散歩の開始時期・夜間の連絡先・行動の相談の可否を聞きます</li>
<li><strong>ワクチンの最終接種が16週齢以降かを確かめる</strong>。移行抗体が残っていると効かないことがあり、WSAVAの2024年のガイドラインがこの時期を推奨しています</li>
<li><strong>社会化期の残りで、1日1種類ずつ見せる</strong>。地面を歩かせない抱っこ散歩なら、ワクチンが終わる前でも進められます</li>
<li><strong>3か月目に問題が出ても、失敗ではない</strong>。99頭を追いかけた調査では、7日目より90日目のほうが点数が上がっていました。それでも<strong>180日目には全員が「馴染んだ」と答えています</strong></li>
</ul>
<p>最初の3か月は、犬を作る時間ではありません。<strong>犬がどんな犬なのかが見えてくる時間です。</strong>見えてきたものに対して、どう応えるか。そこからが本番です。</p>
<p class="ik-act"><a class="ik-btn ik-btn-lg" href="https://inukatsu.net/school-list/">お住まいの地域のしつけ教室を探す</a></p>
<p class="ik-fineprint">※ 本文で紹介した日数・週齢・調査結果は、公表されている研究や獣医学の指針にもとづく一般的な目安です。すべての犬に同じ経過をお約束するものではありません。</p>
<p class="ik-fineprint">※ 体調や病気に関する記述は一般的な情報で、診断や治療の指示ではありません。気になる様子が見えたら、いつも診てもらっている病院へ早めにご相談ください。</p>
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